SophiaFramework UNIVERSE 5.3 |
ストレージクラスとは、 ストリームを使用してファイルやネットワーク、 メモリなどへデータを入出力するクラスのことです。 SophiaFramework UNIVERSE には、以下の 6 種類のストレージクラスが用意されています。
表 18.1. ストレージクラス
クラス名 | 解説 |
---|---|
SFXFile | ファイルを操作のためのクラスです。 |
SFXHTTPConnection | HTTP 通信のためのクラスです。 |
SFXTCPSocket | TCP ソケット通信のためのクラスです。 |
SFXSSLSocket | SSL ソケット通信のためのクラスです。 |
SFXMemory | メモリストリーム ( バッファストリーム ) のためのストレージクラスです。 |
SFXSource | BREW インターフェースの ISource からデータを読み込むストリームのためのストレージクラスです。 |
SFXZIPDecoder | gzip を利用した Deflate 圧縮を解凍するためのストレージクラスです。 |
注意 | |
---|---|
ストレージクラスは、すべて SFXStorage クラスを継承します。 |
ストレージの種類によって以下のような違いはありますが、 ストリームによる入出力方法は概ね共通なので、 ストレージに依存しない汎用的なプログラミングを実現できます。
表 18.2. ストレージクラスに関する、コールバック関数有り無しとその読み込みと書き込み機能
コールバック関数なし読み込み | コールバック関数あり読み込み | コールバック関数なし書き込み | コールバック関数あり書き込み | |
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SFXFile | ○ | ○ | ○ | × |
SFXHTTPConnection | × | ○ | × | ○ |
SFXTCPSocket | × | ○ | × | ○ |
SFXSSLSocket | × | ○ | × | ○ |
SFXMemory | ○ | × | ○ | × |
SFXSource | △ (BREW ISource に依存) | ○ | × | × |
SFXZIPDecoder | △ (登録したストレージに依存) | ○ | × | × |
注意 | |
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SFXSource クラスや SFXZIPDecoder クラスでは、 ソースや登録したストレージの種類によっては、コールバック関数を使用してデータを読み込む必要があります。 例えば、 SFXTCPSocket ストレージでは、データ受信にコールバック関数の使用が必須です。 そのため、 SFXTCPSocket ストレージからの GZIP データを SFXZIPDecoder に登録して読み込んで解凍するには、 コールパック関数を利用する必要があります。 |
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