MIF ファイルの特権レベルの設定とは?
MIF ファイルの特権レベルの設定により、アプリからアクセスできる API を明示的に指定することでセキュリティレベルを制御します。
適切な特権レベルが設定されていないと、当該インターフェースのインスタンス生成関数 ISHELL_CreateInstance() でエラーが発生します。
通常、アプリ実行に必要最低限の特権レベルを設定します。
特権レベルを追加すると QUALCOMMやキャリアで実施される検証で合格に必要なテスト項目が増えます。
MIF ファイルの特権レベルと BREW インターフェースの関係
特権レベル | BREW インターフェース |
---|---|
ファイル | IFileMgr / IFile / IDatabase / IDBMgr / IDBRecord / ISound / ISoundplayer によるローカルファイルへの読み書き |
ネットワーク | INetMgr / ISocket による TCP / IP ネットワークアクセス |
位置情報取得 | IPosDet による位置情報取得 |
TAPI | ITAPI による電話機能 ( Telephony Application Programming Interface ) へのアクセス |
Web アクセス | IWeb による HTTP プロトコルを使った Web アクセス |
共用ディレクトリへの 書き込みアクセス |
IFileMgr / IFile による共用ディレクトリへの書き込み |
ベル音ディレクトリへの 書き込みアクセス |
IFileMgr / IFile によるベル音ディレクトリへの書き込み |
アドレス帳へのアクセス | IAddrBook によるアドレス帳へのアクセス |
セクタ情報へのアクセス | IPositionDet による携帯電話のセクタ情報へのアクセス |
詳細設定 | [詳細設定]のボタンを押すと、[ダウンロード]または[すべて]が選択可能です。これらはキャリア・端末メーカー専用の特権レベルです。 |