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Press Room

メディア掲載

京都経済新聞に記事掲載

2002/10/14

機種問わない携帯用ブラウザ - ソフィア・Cが開発 -

ケータイ向けソフト技術開発会社、ソフィア・クレイドル(京都市左京区、杉山和徳社長)は、次世代ケータイ向けJavaブラウザ「ソフィア・ブラウザ(SophiaBrowser)」を開発した。

ハードウエアの種類に影響されないため、NTTドコモ、au、Jフォンなど携帯電話会社(キャリア)の違いを問わずに対応できる。このため、コンテンツ開発会社(コンテンツプロバイダー)にとっては大幅な開発コストの削減につながる。

これまでのケータイ・ブラウザでは不可能だった動画配信、インターネット番号アクセス、データ暗号化などの機能をブラウザに持たせることが可能となる。同社によると本システムを待ち受けiアプリに対応することにより、コンテンツ提供者が独自ポータルサイトを運営することもできる。

価格は1サーバCPUあたり200万円、保守費用は購入価格の25%。コンテンツプロバイダ、広告代理店、通販会社などの企業に、初年度100サーバーCPUライセンスの売上で、2億5千万円の売上高を見込む。

日経産業新聞 25 面に記事掲載

2002/10/11

ホームページ番号打てば接続 - ソフィア 携帯向けソフト -

携帯電話向けソフト開発のソフィア・クレイドル(京都市、杉山和徳社長、075・754・5155)はネットワークプログラム言語「Java」対応の携帯電話向けインターネット検索ソフト「ソフィア・ブラウザ」を開発した。 ホームページヘの番号アクセスができるほか、データ圧縮機能を盛り込んだ。

「ソフィア・ブラウザ」はNTTドコモの「Java」搭載携帯電話に対応する。 ソフトを購入したコンテンツ(情報の内容)制作会社が提供し、携帯電話利用者がダウンロードして使う。 データを五〇%以上圧縮するため、ネット閲覧に必要な通信料金を半額程度に減らせるだけでなく、反応速度も速くなる。

携帯電話に最初から組み込まれている閲覧ソフトでは不可能だった動画配信、地図情報システム利用などもできるようになる。 ダワンロードによって新しい機能を更新できる利点もある。

十月末までにはKDDI(au)とJフォンの機種に対応した製品も発売する予定。 価格はサーバー一台当たり二百万円(CPU=中央演算処理装置=一個の場合)。 初年度の販売目標は二億五千万円。

モバイルメディアマガジン vol.82 p.12 に記事掲載

2002/09/05

ソフィア・クレイドル、BREW向け モバイルアプリケーションフレームワークを開発
- メッセンジャー、JAVAアプリ圧縮ソフト、画像変換サーバも開発 -

ソフィア・クレイドルはQUALCOMMのアプリケーション開発プラットフォーム「BREW」向けモパイルアプリケーションフレームワーク「SophiaFramework」を開発、さらにメッセンジャー「SophiaAgent」、Javaアプリを圧縮する「SophiaCompress」と、画像をマルチキャリア対応に変換する「SophiaView」を開発したと発表した。

BREWインターフェイスの標準を目指す

「Windowsが出たことによってコマンドを覚えていなくても使え、かつマルチウィンドウが可能になった。 携帯電話向けのWindowsに相当するものとして作ったのがSophiaFrameworkです」(ソフィア・クレイドル 代表取締役社長・杉山和徳氏)

今後QUALCOMMのチップが載る携帯電話には、すべてBREWが搭載される。 これのインターフェイスが作られ、それが使いやすいということになればすべてのQUALCOMMチップ搭載携帯電話での標準になりうるわけだ。 「C言語やC++言語によっていったん書かれたアプリケーションは、BREWが搭載されたすべての携帯電話で動作する。 このため携帯電話ごとにアプリケーションを作らなくてよい」(同・杉山氏)

「SophiaFramework」はBREWアプリケーションの効率的開発を支援し、マルチウィンドウを実現するアプリケーションフレームワークだ。 これによりBREWアプリの開発者は、GUIなどの基本的な部分を作る必要がないため、開発にかかる時間が半減できる。 これによりBREWに精通した職人的な開発者に限らず、より幅広いプログラマーによってアプリの開発が可能となる。 また、そのほかにも開発基本部分における不具合が発生しない、メンテナンスが容易、十字キーと決定ボタンだけで全て動かせる、アプリケーションを開発する際のテンプレートを提供する、イベント処理の自動化が可能、といったメリットがある。

同社は現在、携帯電話向けインスタント・メッセンジャー「SophiaAgent」のバージョン3を開発中であるが、これもSophiaFrameworkを利用して開発しているという。 「携帯電話やPDA、ノートPCなど、ワイヤレスインターネットで見るのは、いまいる場所ですぐに必要な情報。 携帯電話向けのインスタント・メッセンジャーは、そういった情報を取得するのにもっとも適しているメディアです。 3 - 4年後にはほとんどの携帯電話にインスタントメッセンジャーが載るでしょう」(同・杉山氏)

SophiaAgentによって企業は、ユーザの気分、属性、場所、時間をもとに、最適化した情報を配信することができる〈写真)。 ユーザは、友人とリアルタイムなテキストコミュニケーションが可能になるのはもちろん、友人がいま忙しいか、暇かといった状態など、その時その場で必要な情報が得られる。 情報更新する時間間隔はユーザーが設定可能で、1回の更新につき通信料はおよそ0.3円。 バージョン2ではauとJフォンに対応し、バージョン3ではさらにNTTドコモに対応する予定。

同社ではSophiaAgentの技術を応用して、空き駐車場を携帯電話に配信するといったビジネス展開も視野に入れている。 ほかには、タクシー運転手が日誌を書くかわりにインスタントメッセンジャーによって記録を行うといったソリューションも考えられる。

Javaアプリの圧縮を自動化

携帯電話の機能に負担をかけず、パケット料金を抑制するため、SophiaAgentにはソフィア・クレイドルが独自で開発した圧縮技術「SophiaCompress」が使われている。SophiaCompressは携帯電話javaプログラムを実行形式のまま最適化する開発支援ツールで、こ れによって10 - 15%程度圧縮できるという。

この技術に対する需要は高く、すでに大手コンテンツプロバイダー一社に納入済みという。「Javaのプラットフォームの上にアプリケーションプログラムが載っていますが、Javaで使っているデータ領域とアプリケーションで使っているデータ領域を共用させることによって、不要な部分を削減します。単純なことのように聞こえますが、Javaの深い知識が必要となります」(同・杉山氏)

これまでアプリ開発会社では、Javaアプリを圧縮するために職人芸的な開発手法に頼っていた。 これではコンテンツプログラムが複雑になるため修正が困難となり、新機種に対応させる際のメンテナンスも複雑な作業が必要であった。

圧縮をプログラムに行わせることによって、不具合があった時の修正が迅速になり、新機種への対応も容易になった。 さらに、逆コンパイルしても分からないため、リバースエンジニアリングできないという企業秘密を保護するメリットもある。 価格は1ライセンス10万円となっており、10ライセンスから提供する。

また、同社では「写メール」の普及などから、特にSophiaAgentにおいて、異なるキャリア間で画像をやりとりしたいという需要が生まれると見ている。それに対応するため、画像変換サーバ「SophiaView」を開発した。 これはマルチキャリア対応の画像変換サーバーで、100枚/秒というスピードと、変換後の画質のよさに重点を置いて設計したという。 付加価値としてプリクラのように画像を合成するなどの機能をつけ、ユーザーが遊べるようにしている。 価格は350万円。

日経産業新聞 21 面に記事掲載

2002/08/01

【日経産業新聞 (21面)】携帯表示画面の操作容易に

携帯電話向けソフト開発のソフィア・クレイドル(京都市、杉山和徳社長、075・754・5155)は、携帯電話の表示画面の操作を容易にするソフト「ソフィア・GUI」を開発、販売を始めた。 米クアルコムの携帯電話用ソフト開発規格「BREW(ブリュー)」に対応している。

日本ではKDDIが米クアルコムと提携・し、三月から.「BREW」を搭載した機種を販売している。 「BREW」を組み込んだ携帯電話の表示画面では、パソコンのように複数の画面を同時に表示するのは難しかった。

「ソフィア・GUI」を使えば、パソコン感覚で操作できるBREW対応の携帯電話向けコンテンツ(情報の内容)の制作がやりやすくなる。価格は二百万円。コンテンツ制作会社などを対象に、年内に十セットの販売を目指す。

週刊京都経済 京都ベンチャーファイル 72に記事掲載

2002/07/22

【週刊京都経済 (5面)】
京都ベンチャーDATABASE : File72 ソフィア・クレイドル
- ケータイ通信のソフトを開発 -

《スタートアップ》

杉山氏が技術担当役員を務めたIT系ベンチャー企業で携帯電話向けソフトの製品化が完了した。 会社の方針と異なり「新しいものを作りたい」と杉山氏が感じたことが起業のきっかけ。

《アントレプレナー》

杉山知徳氏:1987年、京都大大学院工学研究科を修了後、日本IBMに入社。 情報システムの企画開発から営業まで携わる。 91年同社を退社し、IT系ベンチャー企業の技術担当役員、三菱総研を経て2002年2月、独立してソフィア・クレイドルを設立した。

《ビジネスモデル》

携帯電話などワイヤレスの情報端末向けに、インターネットシステムや関連するソフトウェアを開発・販売する。受託によるソフトの研究・開発も手がけている。 現在、自社開発製品の割合は、売上高比で約25%ほどで、残りを受託開発が占めている。

これまでに携帯電話上でリアルタイムのメール通信が可能なインスタントメッセンジャーソフトを製品化した。 また、Javaに対応したソフトプログラムを圧縮できる技術を開発・製品化している。 携帯電話メーカーや通信会社、コンテンツ開発会社などが主な顧客。 今期の売上高目標は3000万円から5000万円ほどを見込む。

《アドパンテージ》

「やっぱり人が当社の優位性だと思う」(杉山氏)。

杉山氏以外のスタッフは全員20代前半の若いスタッフ。 京都大学で情報工学を学ぶ学生などが開発の中心になっていることから「若いゆえに、従来の限界を超えられる」(同)という。

《ビジョン》

「世界のマーケットをにらんで携帯情報端末のインターネットシステムを作っていく」(杉山氏)。

将来的には情報端末上に地隠を動画像で表示できるようなシステムやソフトの開発を想定。 今後の事業展開として3年後に売上高8億円、5年後に株式公開することを目標にしている。

《ハドル》

「事業の収益を上げて研究開発に特化していくこと」〈杉山氏)が当面の課題。現在「ミニマムの状態」〈同)で事業を進めていることから、事業構造を確立し、生み出したキャッシュフローを人材投資や研究開発費に再投資していく予定。

《トピックス》

Javaを使ったプログラム圧縮システムの営業活動を本格化させている。 携帯ソフトの開発会社などをターゲットにして年内500ライセンスを販売したい考えだ。

週刊京都経済新聞に記事掲載

2002/07/15

【週刊京都経済 (5面)】 Javaソフト開発の効率向上
- 携帯電話用ソフトを大幅圧縮 ソフィア・クレイドルが開発 -

携帯電話向けソフト開発のソフィア・クレイドル(京都市左京区百万辺、杉山和徳社長、TEL 075-7545155)は、携帯電話用のJavaプログラム圧縮システムを開発し、発売した。NTTドコモの「iアプリ」などは携帯電話上でゲームなどを動作させるためにJava言語で書かれたプログラム(Javaアプレット)を使っているが、端末のメモリ容量が小さいためにソフト開発の効率が悪かった。同社のシステムはメモリ容量を気にせずにプログラムを書くことができ、.「開発効率が著しく向上する」(同社)という。同社はこのシステムをコンテンツ開発会社などに売り込むことにしている。

開発したのは「ソフィア・コンプレス」(商品名)。プログラムの内部構造を解析して、プログラム実行時に必要のない部分は全て削除、さらに実効に必要な部分は圧縮、あるいは共有化するという作業を自動的に行う。携帯電話用Javaプログラムの圧縮機能に特化することにより、従来のツールと比較してプログラム圧縮率が2倍以上に改善した。

携帯電話用Javaプログラムは、ゲームやスケジュール帳などのソフトを通信ネットワーク上で送ることができる仕組み。対応する携帯電話機はNTTドコモ、AU、Jフォンを合わせて1500万台に上る。しかし、端末のメモリは30キロバイト程度にとどまっており、プログラムを短くまとめるためにプログラマーの大きな労力が必要だったという。

ソフィア・クレイドルは、京都大学出身の杉山社長が大手コンピューターメーカーやベンチャー企業などの勤務を経てこの2月に立ち上げたベンチャー企業。京都大学工学部の学生を積極的に登用して、事業成果を上げている。

価格は1本100万円(10クライアント対応)で、年内に5000万円の売り上げを見込む。同社のホームページは /

日経産業新聞 25 面に記事掲載

2002/07/02

【日経産業新聞 (25面)】携帯プログラムを大幅圧縮 - ソフィア・クレイドル -

携帯電話向けソフト開発のソフィア・クレイドル(京都市、杉山和徳社長、075・754・5155)はネットワークプログラム言語「Java」を使った携帯電話用プログラムの圧縮システムを開発、販売を始めた。 携帯電話用の圧縮機能に特化することで、六 - 一五%と高い圧縮率を実現できるとしている。

「ソフィア・コンプレス」はJava言語のプログラムを解析したうえで、実行に必要ない部分を削除し、必要な部分は圧縮・共有化するという作業を自動的に行う。 同社の調査によると圧縮以外の用途にも用いられる他社製品では圧縮率は二 - 一〇%にとどまったという。

圧縮率を高めれば、ゲームソフトなどを携帯電話を通じて低料金でダウンロードできるようになる。 コンテンツ(情報の内容)制作会社などに百万円(パソコン十台に対応)で販売し、年内五十件の成約を目指す。