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報道関係者各位

ソフィア・クレイドル、BREW 向け C++ 開発環境を出荷開始

〜 BREW 携帯電話上に世界で初めてC++ 開発環境を実現 〜

[概要]

携帯電話向けソフト開発の株式会社ソフィア・クレイドル(本社:京都市、代表取締役社長:杉山和徳、以下 ソフィア・クレイドル)は、2003 年 9 月 8 日、世界初の BREW 向け GUI フレームワーク 「SophiaFramework (ソフィア・フレームワーク) 」をバージョンアップしました。全てのBREW インターフェースを C++ に対応させた機能、文字列や図形描画などのユーティリティ機能が新たに追加されました。2003 年 9 月 8 日より本製品を出荷開始します。

[詳細]

ソフィア・クレイドルは BREW 【※1】アプリ開発環境「SophiaFramework【※2】」を 2.0 にバージョンアップします。

これまでの 「SophiaFramework」 では、BREW 向けのユーザーインターフェース機能のみを提供していましたが、今回バージョンアップにより、すべての C 言語の BREW インターフェースを C++ 【※3】言語に対応させました。同時に、C++ 言語の文字列、図形描画、コレクション、ネットワークなど各種ユーティリティクラスライブラリも提供されます。

本バージョンアップにより開発者は、オブジェクト指向【※4】で、BREW アプリの全てのプログラミングを C++ 言語で記述することが可能になります。

本製品は 2003 年 9 月 8 日より出荷が開始されます。価格は 1 ライセンス 100 万円から。

製品詳細情報:/products/sophiaframework/index.html

本プレスリリース:/news/pressrelease/2003/20030908.html

■ 用語の説明

【注1】BREW

読み方:「ブリュー」または「ブルー」

2001 年 1 月に米国クアルコム社が発表した携帯電話向けソフトウェアの規格。異なる携帯電話機の OS の仕様差を吸収し、単一のコンパイル後のプログラムをインターネットからダウンロードし、さまざまな携帯電話機でそのまま高速に動作できるように設計されている。現在、米国と韓国で BREW サービスが提供されている。日本では KDDI が 2003 年より BREW サービスを提供する予定である。

【注2】SophiaFramework

読み方:ソフィア・フレームワーク

ソフィア・クレイドルが 2002 年 8 月に発表した、BREW アプリを C++ プログラミングで開発することを世界で初めて実現した唯一の BREW 向け C++ オブジェクト指向開発環境。ユーザーインターフェース、通信、グラフィック描画、文字列処理など、ビジネス、コンテンツ、ゲームなどジャンルを問わず、あらゆる BREW アプリを開発するのに必要十分な“クラス”と呼ばれるプログラムモジュール群がラインナップされている。すでに KDDI 公式 EZ アプリ(BREW)やビジネス系 BREW アプリで多数の導入実績がある。

詳細情報 URL : /products/sophiaframework/index.html

【注3】C++

読み方:「シープラスプラス」または「シープラプラ」

再利用可能なモジュールを組み合わせてプログラミングする、オブジェクト指向アプローチの観点から C 言語を拡張したプログラミング言語。モジュール性と再利用性の観点から、C++ によってプログラムの開発生産性が向上するに止まらず、保守性にも優れるというメリットがある。プログラムのスピードが遅くなり、サイズも大きくなるという点をデメリットとして挙げることができる。

【注4】オブジェクト指向

ソフトウェア開発アプローチのひとつ。従来は処理プロセスに重点が置かれていたが、処理するデータを中心にソフトウェアを開発してゆく方法。具体的にはデータとそれを処理する(メソッドと呼ぶ)手続きを「オブジェクト」と呼ぶモジュール単位に分けて管理してシステムを開発してゆく。大規模化で複雑な情報システムの構築に向いている。C++ や Java などのプログラミング言語は「オブジェクト指向」をサポートしている。

会社の説明

株式会社 ソフィア・クレイドル

 
代表者: 代表取締役社長 杉山和徳
設立日: 2002 年 2 月 22 日
所在地: 京都市左京区田中関田町 2 番地 7
資本金: 2645 万円
従業員数: 16 名
事業内容: モバイルインターネットに関する:
1.ソフトウェア基礎技術の研究開発
2.ソフトウェア製品の製造及び販売
3.システム企画及びインテグレーション
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