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報道関係者各位

携帯電話の画面サイズを仮想的に拡張できる SophiaWindows

〜 BREW 搭載携帯電話上に画面サイズを意識させない、携帯端末向け仮想デスクトップを世界で初めて実現 〜

[概要]

株式会社ソフィア・クレイドル(本社:京都市、代表取締役:杉山和徳、以下 ソフィア・クレイドル)は、画面サイズ制約に左右されないユーザーインターフェースである仮想デスクトップ【※1】を『BREW 』【※2】が搭載された携帯電話向けに世界で初めて開発、『SophiaWindows』【注1】として、2003年 12月 15日より販売を開始します。この『SophiaWindows』により、画面サイズ制約を意識せずにマルチウィンドウ型モバイルアプリケーションを開発することが可能となりました。

[詳細]

 

これまで、携帯電話アプリ開発会社は携帯電話の画面サイズ制約のために、複数のアプリケーションを連携させて実行させたり、パソコンで利用するようなアプリケーションを携帯電話で動作させるようなことができませんでした。

この度、ソフィア・クレイドルは携帯電話の画面を実際よりも仮想的に大きくできる『SophiaWindows』により、上記の課題を世界で初めて解決しました。

これにより、携帯電話の電話帳、メール、スケジューラ、ブラウザなど複数のアプリケーションを1つの仮想的な画面上で同時に連携させて動作させることが可能となります。例えば、電話帳に登録されたある人に関して、電話帳を開きながら、写真、プロフィール、日記帳などの個人情報をインターネット上から取得し、ブラウザに表示させるようなことも可能となり、大幅に利便性が向上します。また、携帯電話の画面サイズ制約が無くなるため、パソコンでしか閲覧できないような Excel ファイルや Word ドキュメントの閲覧も可能となります。

 この『SophiaWindows』は、ソフィア・クレイドルが提供している BREW 用アプリケーションフレームワーク『SophiaFramework v2.1.1』【※3】のGUIフレームワークの新機能としても提供されます。

2003 年 12 月 15 日より販売開始する予定であり、評価版【注2】もソフィア・クレイドル社ホームページより受け付けます。価格は 1 アプリケーションに付き 30 万円(税抜き)【注3】で、初年度販売目標は 200 アプリケーションライセンス、6000 万円です。次年度は海外市場への展開するため、1000 アプリケーション、3 億円の売上を見込んでいます。

来年、ソフィア・クレイドルは今回開発した『SophiaWindows』を次世代携帯電話向け有力 OS と位置付けられる『SymbianOS』や『LinuxOS』にも移植する予定です。

参考 URL

【注1】 『SophiaWindows』参考URL

参考URL :/products/sophiaframework/sf_swindows.html
ソフィア・クレイドル社の SophiaWindows 紹介Webサイトでは、SophiaWindowsのデモパッケージをダウンロードすることができます。SophiaWindows を利用した開発を行うためには、SophiaFramework が必要になります。

【注2】 『SophiaFramework 2.1』無料評価版

2003 年 12 月 15 日より無料評価版をソフィア・クレイドル社ホームページにて受け付け、提供開始します。
受け付け URL : /products/sophiaframework/

【注3】 SophiaWindowsのライセンス体系

SophiaFramework ライセンス体系 URL :/products/sophiaframework/sf_price.html

   

■SopohiaWindowsを使った BREW アプリの例

■ 用語の説明

【※1】 仮想デスクトップ

実際のディスプレイ画面の解像度よりも大きなデスクトップを構成できるようにし、この仮想的なデスクトップの一部をディスプレイに表示しながらアプリケーションを利用できるようにする機能。またはこの際に作成される仮想的なデスクトップ。なおデスクトップとは、パソコンではOSの起動時に表示される基本的な操作画面であり、この画面の「机の上(デスクトップ)」で「道具(アプリケーション)」や「書類(ドキュメント)」を利用する。

【※2】 BREW ™

2001 年 1 月に米国クアルコム社が発表した携帯電話向けソフトウェアの規格。 「ブリュー」もしくは「ブルー」と発音する。異なる携帯電話機の OS の仕様差を吸収し、単一のコンパイル後のプログラムをインターネットからダウンロードし、さまざまな携帯電話機でそのまま高速に動作できるように設計されている。 日本では KDDI が 2003 年 2 月より BREW サービスを提供開始している。 世界中で多くの通信キャリアが採用しており、世界的な規模でその普及が急速に進んでいる。

【※3】 SophiaFramework

ソフィア・クレイドル社が 2002 年 8 月に発表した、GUI フレームワーク、C++ ライブラリ及び C++ ラッパーの 3 層から構成され、BREW 上に実装されたミドルウェア。SophiaFrameworkにより、使いやすいグラフィカルユーザーインターフェースを含む、高品質な BREW アプリの開発が低コストかつ短期間で可能となる。すでに KDDI 公式 EZ アプリ(BREW)で多数の導入実績がある。
詳細情報URL:  /products/sophiaframework/

※ BREW および BREW に関連する商標は、QUALCOMM Incorporated の商標または登録商標です。

会社の説明

株式会社 ソフィア・クレイドル

 
代表者: 代表取締役社長 杉山和徳
設立日: 2002 年 2 月 22 日
所在地: 京都市左京区田中関田町 2 番地 7
資本金: 2645 万円
従業員数: 16 名
事業内容: モバイルインターネットに関する:
1.ソフトウェア基礎技術の研究開発
2.ソフトウェア製品の製造及び販売
3.システム企画及びインテグレーション
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