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圧縮/伸張ツールのコマンドラインツール

書式

C:> ScaleCompress {c|d} [-e 処理対象拡張子] [-o 出力先] [-R]ファイル名
もしくはディレクトリ名

モード

第一引数でファイルを圧縮するか、伸張するかを選択します。c ならばファイル圧縮で、d ならば伸張となります。この引数は必須です。

入力ファイル/ディレクトリ名

圧縮/伸張対象のファイルかディレクトリを指定します。複数の指定が可能です。ファイルとディレクトリの混在も可能ですが、混乱するので止めた方が良いです。

ファイルを指定した場合、そのファイルが処理対象となります。

ディレクトリを指定した場合、そのディレクトリ内にあるファイルの内、特定の拡張子が付いているファイルを処理対象とします。処理対象の拡張子は、圧縮時は "mld" で、伸張時は "sz" です。この拡張子は、オプション -eで変更する事が可能です。

オプション

モードと入力ファイル/ディレクトリの間にオプション引数を指定する事が出来ます。

-o
出力先を指定します。出力先がディレクトリの時は、 出力ファイルはディレクトリ内に作られます。 この場合、出力ファイル名は、圧縮時は元のファイル名に ".sz" が付いた名前、伸張時は元のファイル名から ".sz" を取った名前を使います。
出力先がファイルの時は、指定したファイルに出力します。 この時、入力がディレクトリ名だとエラーになります。 また、複数のファイルを入力とすると、全て同じファイルに出力されて、 一番最後に指定したファイルの圧縮データしか残らない事に注意してください。
-e
処理対象拡張子を指定します。 指定の拡張子が付いていないファイルは無視します。 圧縮時のデフォルトは "mld" で、 伸張時のデフォルトは "sz" です。
拡張子によらず、ディレクトリ内にある全てのファイルを圧縮したい時は、 "." を指定してください。
-R
入力ディレクトリ内を再帰的に処理します。 入力がファイルの時は無視されます。

具体的な使用法: ファイルの圧縮例

一つのファイルを圧縮する場合

例1

  C:> ScaleCompress c melody.mld

圧縮ファイル "melody.mld.sz" が出来る。

例2

  C:> ScaleCompress c -o test.xxx test.mld

圧縮ファイル "test.xxx" が出来る。

ディレクトリ内のファイルを一括で圧縮する場合

  C:> mkdir pressed
  C:> ScaleCompress c -o pressed melody

ディレクトリ "melody" 内の、拡張子が "mld"のファイルを圧縮し、拡張子 "sz"を付けてディレクトリ pressed に出力する。