イベント ハンドラとは?
イベントハンドラとは、BREW 実行環境 ( BREW AEE ) からのさまざまなメッセージ ( BREWでは「イベント」と呼びます) を受信し処理する関数です。
BREW では、アプリの開始・中断・再開・終了、キー入力、文字入力、キー押下、キー押下解除、アプリ固有などのイベントがあります。
BREW アプリは、BREW AEE から通知される各種イベントを処理するモジュール群から構成されます。
イベントハンドラのプロトタイプは次のようになります。
boolean EventHandler ( IApplet* pApplet, // アプレット構造体 AEEEvent evt, // イベントコード uint16 wParam, // イベント パラメータ (16 ビット) uint32 dwParam // イベント パラメータ (32 ビット) );
※このプロトタイプの説明は、「BREW API リファレンス」の AEEHANDLER の項目、または、IAPPLET_HandleEvent の項目にあります。
pApplet 引数には IApplet* や AEEApplet*、あるいは、独自のアプレット構造体のポインタを受け取ります。
この引数に実際に何が渡されるかは、 AEEClsCreateInstance() 関数内で、アプレット構造体として何を作成したかに依存します。
次に、 evt 引数ですが、これは通知されたイベントの種類を表す定数です。これを "イベントコード" と呼びます。
例えば、「ユーザーが携帯電話のキーを押しました」というイベントであれば、 EVT_KEY というイベントコードが渡されます。
wParam と dwParam 引数は、 "イベントパラメータ " といって、イベントに付随するさまざまな情報を格納している引数です。その意味はイベントコードにより異なります。
例えば、「ユーザーが携帯電話のキーを押しました」というイベントであれば、 wParam に押したキーの種類を表す定数が渡されます。