SophiaFramework UNIVERSE 5.3 |
#include <SFXEditProperty.h.hpp>
class SFXEditProperty;
<link linkend="sec.macro.core.typedef.SFMTYPEDEFCLASS">SFMTYPEDEFCLASS</link>(SFXEditProperty)
SFXEditProperty クラスは、 BREW ネイティブテキスト入力コントロール( BREW API ITextCtl と BREW API IMenuCtl)のプロパティを編集するためのクラスです。
SFZSingleEditLabelControl クラスと SFZSingleEditBoxControl クラス、 SFZMultipleEditLabelControl クラスと SFZMultipleEditBoxControl クラスが、 それぞれ内部で子レスポンダとして保持する SFYSingleEditWidget クラス、SFYMultipleEditWidget クラスで内部的に利用されます。
SophiaFramework UNIVERSE では、BREW ネイティブテキスト入力コントロールの処理は SFXBaseEditor、 SFXEditor、 SFXEditProperty クラスに一元化されています。 そして、BREW SDK のバージョンや、シミュレータ、実機に関係なく、単一の同じコードを記述するだけで良いように実装されています。
SFXBaseEditor | SFXEditor | SFZSingleEditLabelControl | SFZSingleEditBoxControl | SFYSingleEditWidget | SFZMultipleEditLabelControl | SFZMultipleEditBoxControl | SFYMultipleEditWidget | BREW API ITextCtl | BREW API IMenuCtl | BREW API AEETextInputMode
コンストラクタ/デストラクタ |
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SFXEditProperty( Void ) SFXEditProperty クラスのコンストラクタです。
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~SFXEditProperty( Void ) SFXEditProperty クラスのデストラクタです。
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パブリック関数 | |
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AEETextInputMode |
GetInputMode( Void ) ネイティブテキスト入力コントロールの入力モードを取得します。
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UInt16 |
GetMaximumLength( Void ) ネイティブテキスト入力コントロールがサポートするテキストサイズの最大値を取得します。
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Bool |
GetPasswordMode( Void ) ネイティブテキスト入力コントロールのパスワードモードを取得します。
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SFXWideStringConstRef |
GetText( Void ) ネイティブテキスト入力コントロールに設定された文字列を取得します。
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Void |
SetInputMode(
AEETextInputMode param
) ネイティブテキスト入力の入力モードを設定します。
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SFCError |
SetMaximumLength(
UInt16 param
) ネイティブテキスト入力コントロールがサポートするテキストサイズの最大値を設定します。
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Void |
SetPasswordMode(
Bool param
) パスワードモードを設定します。
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SFCError |
SetText(
SFXWideStringConstRef param
) 指定した文字列をネイティブテキスト入力コントロールのテキスト文字列に設定します。
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[ public, explicit ] SFXEditProperty(Void);
このコンストラクタは、以下の初期化処理を行います。
SFXEditProperty::SetMaximumLength | SFXEditProperty::SetInputMode | SFXEditProperty::SetPasswordMode | SFXEditProperty::SetText
[ public ] ~SFXEditProperty(Void);
[ public, const ] AEETextInputMode GetInputMode(Void);
ネイティブテキスト入力コントロールの入力モード。
SFXEditProperty::SetInputMode 関数によって設定されたネイティブテキスト入力コントロールに使用できるテキスト入力モードを取得します。 詳細は、BREW リファレンスの ITEXTCTL_GetInputMode() および AEETextInputMode の説明を参照してください。
[ public, const ] UInt16 GetMaximumLength(Void);
ネイティブテキスト入力コントロールがサポートするテキストサイズの最大値。
SFXEditProperty::SetMaximumLength 関数によって設定されたネイティブテキスト入力コントロールがサポートするテキストサイズの最大値を取得します。 詳細は、BREW リファレンスの ITEXTCTL_SetMaxSize() の説明を参照してください。
[ public, const ] Bool GetPasswordMode(Void);
SFXEditProperty::SetPasswordMode 関数で設定した ネイティブテキスト入力コントロールのパスワードモードに関するプロパティ値を返します。 詳細は、BREW リファレンスの ITEXTCTL_SetProperties() および AEE ITextCtl のプロパティを参照してください。
SFXEditProperty::SetPasswordMode | BREW API ITEXTCTL_SetProperties | BREW API AEE ITextCtl のプロパティ
[ public, const ] SFXWideStringConstRef GetText(Void);
ネイティブテキスト入力コントロールに設定された文字列。
詳細は、BREW リファレンスの ITEXTCTL_GetText() の説明を参照してください。
[ public ] Void SetInputMode( AEETextInputMode param // 設定する入力モード );
ネイティブテキスト入力コントロールに使用できるテキスト入力モードを指定します。 詳細は、BREW リファレンスの ITEXTCTL_SetInputMode() および AEETextInputMode の説明を参照してください。
デフォルト値: AEE_TM_CURRENT(現在アクティブな入力モードを指定する)。
以下は、SFYSingleEditWidget::SetInputMode 関数の実装における使用例です。
class SFYSingleEditWidget : public SFYWidget { private: ... SFXEditProperty _property; ... }; /*public */Void SFYSingleEditWidget::SetInputMode(AEETextInputMode param) { if (param != _property.GetInputMode()) { _property.SetInputMode(param); Invalidate(); } return; }// SFYSingleEditWidget::SetInputMode //
この関数は、ネイティブテキスト入力コントロールがサポートするテキストサイズの最大値を設定します。
詳細は、 BREW API ITEXTCTL_SetMaxSize の説明を参照してください。
デフォルト値: SINT16_MAXIMUM - 1。
以下は、SFYSingleEditWidget::Edit 関数の実装における使用例です。
class SFYSingleEditWidget : public SFYWidget { private: ... SFXBaseEditorPtr _editor; SFXEditProperty _property; ... }; // テキスト入力コントロールに遷移する関数 /*public */SFCError SFYSingleEditWidget::Edit(Void) { SFCError error(SFERR_NO_ERROR); // テキスト入力コントロールのテキストサイズの最大値を設定する if ((error = _property.SetMaximumLength(_maximum)) == SFERR_NO_ERROR) { // テキスト入力コントロールの初期値を設定する if ((error = _property.SetText(_text)) == SFERR_NO_ERROR) { // テキスト入力コントロールを起動する(標準 BREW に含まれる ITextCtl) // OnEditor は、テキスト入力コントロール終了時に起動されるコールバック関数 error = _editor->Open(XALLBACK_INTERNAL(OnEditor)); } } return error; }// SFYSingleEditWidget::Edit //
この関数は、パスワードモードを設定します。
引数が true の場合、ネイティブテキスト入力コントロールのプロパティ値に TP_PASSWORD を設定します。 このとき、入力した文字はすべて'*'(アスタリスク)で表示されます。また、実際の文字列はバッファして管理されます。
詳細は、 BREW API ITEXTCTL_SetProperties および BREW API AEE ITextCtl のプロパティ を参照してください。
デフォルト値: false
以下は、SFYSingleEditWidget::SetPasswordMode 関数の実装における使用例です。
class SFYSingleEditWidget : public SFYWidget { private: ... SFXEditProperty _property; ... }; /*public */SFCError SFYSingleEditWidget::SetPasswordMode(Bool param) { SFCError error(SFERR_NO_ERROR); if (param != _property.GetPasswordMode()) { if ((error = SetWidgetText(_text, param)) == SFERR_NO_ERROR) { _property.SetPasswordMode(param); Invalidate(); } } return error; }// SFYSingleEditWidget::SetPasswordMode //
SFXEditProperty::GetPasswordMode | BREW API ITEXTCTL_SetProperties | BREW API AEE ITextCtl のプロパティ
[ public ] SFCError SetText( SFXWideStringConstRef param // 文字列 );
ネイティブテキスト入力コントロールのテキスト文字列に、 最大 SFXEditProperty::SetMaximumLength 関数で指定した文字数まで引数でしていた文字列を設定します。 詳細は、BREW リファレンスの ITEXTCTL_SetText() の説明を参照してください。
デフォルト値: ""[空文字列]
以下は、SFYSingleEditWidget::Edit 関数の実装における使用例です。
class SFYSingleEditWidget : public SFYWidget { private: ... SFXBaseEditorPtr _editor; SFXEditProperty _property; ... }; // テキスト入力コントロールに遷移する関数 /*public */SFCError SFYSingleEditWidget::Edit(Void) { SFCError error(SFERR_NO_ERROR); // テキスト入力コントロールのテキストサイズの最大値を設定する if ((error = _property.SetMaximumLength(_maximum)) == SFERR_NO_ERROR) { // テキスト入力コントロールの初期値を設定する if ((error = _property.SetText(_text)) == SFERR_NO_ERROR) { // テキスト入力コントロールを起動する(標準 BREW に含まれる ITextCtl) // OnEditor は、テキスト入力コントロール終了時に起動されるコールバック関数 error = _editor->Open(XALLBACK_INTERNAL(OnEditor)); } } return error; }// SFYSingleEditWidget::Edit //
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