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SFYLabelControl
ラベルコントロールを表す抽象クラスです。
#include <SFYLabelControl.h.hpp>
class SFYLabelControl : public SFYControl;
SFMTYPEDEFRESPONDER(SFYLabelControl)

継承図

SFYLabelControl クラスの継承図

協調図

SFYLabelControl クラスの協調図

解説

■ 仕様と使い方

SFYLabelControl は、 各種ラベルコントロールを実装するための起点となります。

SFYLabelControl は、 フォーカス枠の描画機能と操作キーの管理を実装し、 いくつかの仮想関数のデフォルトの動作も実装します。

操作キーは、SFYLabelControl::SetOperateKey 関数を使用して設定します。 デフォルトでは、セレクトキーが操作キーとして割り当てられています。

SFYLabelControl::DrawFocus 関数の実装では、 ラベルコントロールの枠が状態に応じて以下のように描画されます。

図 312. ラベルコントロールの拡大図[フォーカス状態]


ラベルコントロールの拡大図[フォーカス状態]

フォーカス状態では、 図にあるように領域の境界(外枠)とその内側(内枠)に枠線が2本それぞれ1ピクセルの幅で描画されます。

テキストや画像は内枠で囲まれるコンテンツ領域に描画されます。

内枠は、SFYLabelControl::SetFocusColor 関数で設定された色で描画されます。

外枠は、内枠の色の明度を基準にして計算された色で描画されます。 具体的には、内枠の色の明度が 0x7F より大きい場合はその色の RGB 値からそれぞれ 0x22 を減算した色、 0x7F 以下の場合はその色の RGB 値にそれぞれ 0x22 を加算した色で外枠は描画されます。

色の明度とは、SFXRGBColor::GetBrightness 関数によって得られる値です。

図 313. ラベルコントロールの拡大図[フォーカス以外の状態]


ラベルコントロールの拡大図[フォーカス以外の状態]

フォーカス以外の状態では、外枠も内枠も描画されません。

[Note] 背景の描画

ラベルコントロールでは、SFYResponder::SetPropertyTransparent 関数を使用して設定する透過属性がデフォルトで true なので、 背景は SFYWidget::SetBackgroundColor 関数で設定した色で描画されません。

■ イベントとハンドラ

SFYLabelControl を継承するレスポンダでは、 SFYLabelControl::SFYLabelControl / SFYControl::SFYControl / SFYWidget::SFYWidget コンストラクタで登録されたハンドラの処理により、 下記のイベントを受信すると、対応する下記の仮想関数(ハンドラ)が最初に呼び出されます。 その後、開発者がレスポンダに登録したハンドラが呼び出されることになります。

[Note] 注意

ハンドラの詳細については、 SFYLabelControl::SFYLabelControl / SFYControl::SFYControl / SFYWidget::SFYWidget コンストラクタの解説を参照してください。

[Tip] Tip

ハンドラを登録する手間を省略できるので、 通常、これらのイベント処理は仮想関数をオーバーライドして記述します。

表 241. イベント、仮想関数(ハンドラ)とデフォルト動作

イベント 仮想関数(ハンドラ) デフォルトの動作 オーバーライド
SFYLabelControl::SetOperateKey で設定された操作キーの SFEVT_KEY イベント SFYLabelControl::HandleOperateKey 結果イベントを送信する※1 任意
(SFEVT_RESPONDER_BOUND, SFP16_BOUND_REQUEST) イベント SFYWidget::HandleBoundRequest 推奨
(SFEVT_RESPONDER_BOUND, SFP16_BOUND_OPTIMIZE) イベント SFYWidget::HandleBoundOptimize 推奨
(SFEVT_RESPONDER_BOUND, SFP16_BOUND_REAL) イベント SFYControl::HandleBoundReal 仮想領域を実領域に一致させる※2 任意
(SFEVT_RESPONDER_BOUND, SFP16_BOUND_VIRTUAL) イベント SFYWidget::HandleBoundVirtual 任意
(SFEVT_RESPONDER_BOUND, SFP16_BOUND_GLOBAL) イベント SFYWidget::HandleBoundGlobal 非推奨[廃止予定]
(SFEVT_RESPONDER_RENDER, SFP16_RENDER_REQUEST) イベント SFYWidget::HandleRenderRequest 任意

※デフォルトの動作にある "−" は何も実装していないことを表す。

[Note] 注釈

※1. SFYResponder::InvokeForward(SFXEvent(SFEVT_RESPONDER_RESULT, SFP16_RESULT_OK, GetCurrentValue()), false) を実行します。

※2. SFYResponder::SetVirtualBound(SFXRectangle(SFXGrid::ZeroInstance(), GetRealBound().GetSize())) を実行します。つまり、仮想領域を実領域に一致させます。

ユーザー定義ラベルコントロールを作成するときに最低限必要なコードを示します。

例 881. 宣言

SFMTYPEDEFRESPONDER(USRLabelControl)
class USRLabelControl : public SFYLabelControl {
    SFMSEALRESPONDER(USRLabelControl)
    SFMRESPONDERINSTANTIATEFOUR(USRLabelControl, SFYLabelControl, SFYControl, SFYWidget, SFYResponder)
public:

    // レスポンダのタイプを定義する
    // 小文字と記号のみからなるタイプは予約されているので使えない
    enum CodeEnum {
        CODE_TYPE = four_char_code('U', 'L', 'B', 'L')
    };
    SFMTYPEDEFTYPE(CodeEnum)

public:
    static USRLabelControlSmp NewInstance(SFCErrorPtr exception = null);
protected:
    explicit USRLabelControl(Void) static_throws;
    virtual ~USRLabelControl(Void);

    // 親クラスで定義されている仮想関数のうち、実装が推奨される仮想関数
    virtual Void HandleBoundRequest(SFXRectanglePtr rectangle) const;
    virtual Void HandleBoundOptimize(SFXRectanglePtr rectangle) const;
    virtual Void HandleBoundVirtual(Void);
    virtual Void HandleRenderRequest(SFXGraphicsPtr graphics) const;
};

例 882. 実装

USRLabelControl::USRLabelControl(Void) static_throws
{
    if (static_try()) {

        // レスポンダのタイプを設定する
        SetType(CODE_TYPE);

        // ラベルコントロールは背景を持たないので透過モードに設定する
        SetPropertyTransparent(true);

        // 初期化処理を記述する
    }
}

USRLabelControl::~USRLabelControl(Void)
{
    // 終了処理を記述する
}

USRLabelControlSmp USRLabelControl::NewInstance(SFCErrorPtr exception)
{
    return static_pointer_cast<USRLabelControl>(Factory(::new USRLabelControl, exception));
}

Void USRLabelControl::HandleBoundRequest(SFXRectanglePtr rectangle) const
{
    // SFYLabelControl::DrawFocus 関数を利用するので、フォーカス枠の大きさ分だけ縮小する
    rectangle->Deflate(GetFocusMargin());

    // フォーカス枠内部に最適な大きさを計算して rectangle パラメータに設定する
    // この関数内では、rectangle の原点は変更せず、rectangle のサイズだけを設定する(推奨)

    // SFYLabelControl::DrawFocus 関数を利用するので、フォーカス枠の大きさ分だけ拡大する
    rectangle->Inflate(GetFocusMargin());
    return;
}

Void USRLabelControl::HandleBoundOptimize(SFXRectanglePtr rectangle) const
{
    // SFYLabelControl::DrawFocus 関数を利用するので、フォーカス枠の大きさ分だけ縮小する
    rectangle->Deflate(GetFocusMargin());

    // フォーカス枠内部に最適な大きさを rectangle パラメータ内の大きさに
    // 収まるように計算し、rectangle パラメータに設定する
    // この関数内では、rectangle の原点は変更せず、rectangle のサイズだけを設定する(推奨)

    // SFYLabelControl::DrawFocus 関数を利用するので、フォーカス枠の大きさ分だけ拡大する
    rectangle->Inflate(GetFocusMargin());
    return;
}

Void USRLabelControl::HandleBoundVirtual(Void)
{
    // 仮想領域が変更された場合に再計算が必要なものがあれば、ここに記述する
    return;
}

Void USRLabelControl::HandleRenderRequest(SFXGraphicsPtr graphics) const
{
    // SFYLabelControl::DrawFocus 関数を使用してフォーカス枠を描画する
    DrawFocus(graphics, GetLocalBound());

    // フォーカス枠内部を描画する
    return;
}

参照

SFYLabelControl::SFYLabelControl | SFYControl::SFYControl | SFYWidget::SFYWidget | SFZSingleTextLabelControl | SFZSingleEditLabelControl | SFZMultipleTextLabelControl | SFZMultipleEditLabelControl | SFZImageLabelControl | 状態 | キーイベント[SFEVT_KEY] | 領域イベント[SFEVT_RESPONDER_BOUND] | 描画イベント[SFEVT_RESPONDER_RENDER] | ラベルコントロールを表す抽象クラス[SFYLabelControl]

メンバ

コンストラクタ/デストラクタ
SFYLabelControl( Void )
SFYLabelControl クラスのコンストラクタです。
~SFYLabelControl( Void )
SFYLabelControl クラスのデストラクタです。
パブリック関数
SFXRGBColorConstRef GetFocusColor( Void )
フォーカス状態にあるときのラベルコントロールの枠を描画する色を取得します。
AVKType GetOperateKey( Void )
ラベルの操作キーを取得します。
Void SetFocusColor( SFXRGBColorConstRef param )
フォーカス状態にあるときのラベルコントロールの内枠の色を設定します。
Void SetOperateKey( AVKType param )
操作キーを設定します。
Void ClearHandler( Void ) (SFYResponder から継承)
このレスポンダのハンドラの登録をすべて解除します。
Void ClearTracer( Void ) (SFYResponder から継承)
このレスポンダのトレーサの配信規則の登録をすべて解除します。
SFCError Distribute( SFXEventConstRef event , BoolPtr result = null ) (SFYResponder から継承)
指定された配信型イベントを SFYDistributer インスタンスと、このレスポンダ以下のレスポンダツリーに配信します。
SFXRGBColorConstRef GetBackgroundColor( Void ) (SFYWidget から継承)
背景の色を取得します。
SFYResponderSmp GetChildBack( Void ) (SFYResponder から継承)
最背面に位置するこのレスポンダの子レスポンダを取得します。
SFYResponderSmp GetChildBack( Bool visible , Bool active , Bool enable , Bool focus ) (SFYResponder から継承)
最背面に位置するこのレスポンダの子レスポンダを取得します。
SFYResponderSmp GetChildBack( UInt32 id ) (SFYResponder から継承)
最背面に位置するこのレスポンダの子レスポンダを取得します。
SFYResponderSmp GetChildBack( UInt32 id , Bool visible , Bool active , Bool enable , Bool focus ) (SFYResponder から継承)
最背面に位置するこのレスポンダの子レスポンダを取得します。
SFYResponderSmp GetChildBackward( SInt32 index ) (SFYResponder から継承)
背面から数えて指定された順番に位置するこのレスポンダの子レスポンダを取得します。
SFYResponderSmp GetChildBackward( SInt32 index , Bool visible , Bool active , Bool enable , Bool focus ) (SFYResponder から継承)
背面から数えて指定された順番に位置するこのレスポンダの子レスポンダを取得します。
SFYResponderSmp GetChildBackward( SInt32 index , UInt32 id ) (SFYResponder から継承)
背面から数えて指定された順番に位置するこのレスポンダの子レスポンダを取得します。
SFYResponderSmp GetChildBackward( SInt32 index , UInt32 id , Bool visible , Bool active , Bool enable , Bool focus ) (SFYResponder から継承)
背面から数えて指定された順番に位置するこのレスポンダの子レスポンダを取得します。
SInt32 GetChildCount( Void ) (SFYResponder から継承)
このレスポンダの子レスポンダの数を取得します。
SInt32 GetChildCount( Bool visible , Bool active , Bool enable , Bool focus ) (SFYResponder から継承)
このレスポンダの子レスポンダの数を取得します。
SInt32 GetChildCount( UInt32 id ) (SFYResponder から継承)
このレスポンダの子レスポンダの数を取得します。
SInt32 GetChildCount( UInt32 id , Bool visible , Bool active , Bool enable , Bool focus ) (SFYResponder から継承)
このレスポンダの子レスポンダの数を取得します。
SFYResponderSmp GetChildForward( SInt32 index ) (SFYResponder から継承)
前面から数えて指定された順番に位置するこのレスポンダの子レスポンダを取得します。
SFYResponderSmp GetChildForward( SInt32 index , Bool visible , Bool active , Bool enable , Bool focus ) (SFYResponder から継承)
前面から数えて指定された順番に位置するこのレスポンダの子レスポンダを取得します。
SFYResponderSmp GetChildForward( SInt32 index , UInt32 id ) (SFYResponder から継承)
前面から数えて指定された順番に位置するこのレスポンダの子レスポンダを取得します。
SFYResponderSmp GetChildForward( SInt32 index , UInt32 id , Bool visible , Bool active , Bool enable , Bool focus ) (SFYResponder から継承)
前面から数えて指定された順番に位置するこのレスポンダの子レスポンダを取得します。
SFYResponderSmp GetChildFront( Void ) (SFYResponder から継承)
最前面に位置するこのレスポンダの子レスポンダを取得します。
SFYResponderSmp GetChildFront( Bool visible , Bool active , Bool enable , Bool focus ) (SFYResponder から継承)
最前面に位置するこのレスポンダの子レスポンダを取得します。
SFYResponderSmp GetChildFront( UInt32 id ) (SFYResponder から継承)
最前面に位置するこのレスポンダの子レスポンダを取得します。
SFYResponderSmp GetChildFront( UInt32 id , Bool visible , Bool active , Bool enable , Bool focus ) (SFYResponder から継承)
最前面に位置するこのレスポンダの子レスポンダを取得します。
SInt32 GetCurrentValue( Void ) (SFYControl から継承)
コントロールの現在値を取得します。
SFYDistributerPtr GetDistributer( Void ) (SFYResponder から継承)
このレスポンダに設定されている配信エンジンを取得します。
SFYResponderSmp GetFrame( Void ) (SFYResponder から継承)
このレスポンダに装着されたフレームを取得します。
SFXRectangle GetGlobalBound( Void ) (SFYResponder から継承)
このレスポンダのグローバル領域を取得します。
UInt32 GetID( Void ) (SFYResponder から継承)
このレスポンダの ID を取得します。
SFXRectangle GetLocalBound( Void ) (SFYResponder から継承)
このレスポンダのローカル領域を取得します。
SInt32 GetMaximumValue( Void ) (SFYControl から継承)
コントロールの最大値を取得します。
SInt32 GetMinimumValue( Void ) (SFYControl から継承)
コントロールの最小値を取得します。
SInt32 GetNthBackward( Void ) (SFYResponder から継承)
このレスポンダが背面から数えて何番目に位置するかを取得します。
SInt32 GetNthBackward( Bool visible , Bool active , Bool enable , Bool focus ) (SFYResponder から継承)
このレスポンダが背面から数えて何番目に位置するかを取得します。
SInt32 GetNthBackward( UInt32 id ) (SFYResponder から継承)
このレスポンダが背面から数えて何番目に位置するかを取得します。
SInt32 GetNthBackward( UInt32 id , Bool visible , Bool active , Bool enable , Bool focus ) (SFYResponder から継承)
このレスポンダが背面から数えて何番目に位置するかを取得します。
SInt32 GetNthForward( Void ) (SFYResponder から継承)
このレスポンダが前面から数えて何番目に位置するかを取得します。
SInt32 GetNthForward( Bool visible , Bool active , Bool enable , Bool focus ) (SFYResponder から継承)
このレスポンダが前面から数えて何番目に位置するかを取得します。
SInt32 GetNthForward( UInt32 id ) (SFYResponder から継承)
このレスポンダが前面から数えて何番目に位置するかを取得します。
SInt32 GetNthForward( UInt32 id , Bool visible , Bool active , Bool enable , Bool focus ) (SFYResponder から継承)
このレスポンダが前面から数えて何番目に位置するかを取得します。
SFYResponderSmp GetParent( Void ) (SFYResponder から継承)
このレスポンダの親レスポンダを取得します。
Bool GetPropertyTransparent( Void ) (SFYResponder から継承)
このレスポンダの透過属性を取得します。
SFXRectangleConstRef GetRealBound( Void ) (SFYResponder から継承)
このレスポンダの実領域を取得します。
VoidPtr GetReference( Void ) (SFYResponder から継承)
このレスポンダのリファレンス値を取得します。
SFYRendererPtr GetRenderer( Void ) (SFYResponder から継承)
このレスポンダに設定されている描画エンジンを取得します。
SFYResponderSmp GetRoot( Void ) (SFYResponder から継承)
このレスポンダが所属するレスポンダツリーのルートレスポンダを取得します。
Bool GetStateActive( Bool inherit = false ) (SFYResponder から継承)
このレスポンダの活性状態を取得します。
Bool GetStateEnable( Bool inherit = false ) (SFYResponder から継承)
このレスポンダの操作可能状態を取得します。
Bool GetStateFocus( Bool inherit = false ) (SFYResponder から継承)
このレスポンダのフォーカス状態を取得します。
Bool GetStateValid( Bool inherit = false ) (SFYResponder から継承)
このレスポンダの有効状態を取得します。
Bool GetStateVisible( Bool inherit = false ) (SFYResponder から継承)
このレスポンダの可視状態を取得します。
SFXRectangle GetSuitableBound( Void ) (SFYResponder から継承)
このレスポンダの最適な領域(サイズ)を取得します。
SFXRectangle GetSuitableBound( SFXRectangleConstRef rectangle ) (SFYResponder から継承)
このレスポンダの最適な領域(サイズ)を取得します。
SFXRectangle GetSuitableBound( SFXRectangleConstRef param , HorizontalEnum horizontal , VerticalEnum vertical ) (SFYResponder から継承)
このレスポンダの最適な領域(サイズ)を取得します。
SFXMargin GetSuitableMargin( Void ) (SFYResponder から継承)
このレスポンダのフレーム余白領域を取得します。
SFCType GetType( Void ) (SFYResponder から継承)
このレスポンダのタイプを取得します。
SFXRectangleConstRef GetVirtualBound( Void ) (SFYResponder から継承)
このレスポンダの仮想領域を取得します。
Bool HasFrame( Void ) (SFYResponder から継承)
このレスポンダがコンテントレスポンダであるかどうかを判定します。
Void Initialize( Void ) (SFYResponder から継承)
このレスポンダを初期化します。
Void Invalidate( Void ) (SFYResponder から継承)
指定された領域を再描画領域に登録します。
Void Invalidate( SFXRectangleConstRef param ) (SFYResponder から継承)
指定された領域を再描画領域に登録します。
Void InvokeBackward( SFXEventConstRef event , Bool overload , BoolPtr result = null ) (SFYResponder から継承)
指定されたコールバック型イベントをこのレスポンダに送信します (ハンドラは登録順に起動されます)。
Void InvokeForward( SFXEventConstRef event , Bool overload , BoolPtr result = null ) (SFYResponder から継承)
指定されたコールバック型イベントをこのレスポンダに送信します (ハンドラは登録の逆順に起動されます)。
Bool IsBack( Void ) (SFYResponder から継承)
このレスポンダが最背面に位置するかどうかを判定します。
Bool IsBack( Bool visible , Bool active , Bool enable , Bool focus ) (SFYResponder から継承)
このレスポンダが最背面に位置するかどうかを判定します。
Bool IsBack( UInt32 id ) (SFYResponder から継承)
このレスポンダが最背面に位置するかどうかを判定します。
Bool IsBack( UInt32 id , Bool visible , Bool active , Bool enable , Bool focus ) (SFYResponder から継承)
このレスポンダが最背面に位置するかどうかを判定します。
Bool IsFrame( Void ) (SFYResponder から継承)
このレスポンダがアタッチメントフレームであるかどうかを判定します。
Bool IsFront( Void ) (SFYResponder から継承)
このレスポンダが最前面に位置するかどうかを判定します。
Bool IsFront( Bool visible , Bool active , Bool enable , Bool focus ) (SFYResponder から継承)
このレスポンダが最前面に位置するかどうかを判定します。
Bool IsFront( UInt32 id ) (SFYResponder から継承)
このレスポンダが最前面に位置するかどうかを判定します。
Bool IsFront( UInt32 id , Bool visible , Bool active , Bool enable , Bool focus ) (SFYResponder から継承)
このレスポンダが最前面に位置するかどうかを判定します。
Bool IsNthBackward( SInt32 index ) (SFYResponder から継承)
このレスポンダが背面から数えて指定された順番に位置するかどうかを判定します。
Bool IsNthBackward( SInt32 index , Bool visible , Bool active , Bool enable , Bool focus ) (SFYResponder から継承)
このレスポンダが背面から数えて指定された順番に位置するかどうかを判定します。
Bool IsNthBackward( SInt32 index , UInt32 id ) (SFYResponder から継承)
このレスポンダが背面から数えて指定された順番に位置するかどうかを判定します。
Bool IsNthBackward( SInt32 index , UInt32 id , Bool visible , Bool active , Bool enable , Bool focus ) (SFYResponder から継承)
このレスポンダが背面から数えて指定された順番に位置するかどうかを判定します。
Bool IsNthForward( SInt32 index ) (SFYResponder から継承)
このレスポンダが前面から数えて指定された順番に位置するかどうかを判定します。
Bool IsNthForward( SInt32 index , Bool visible , Bool active , Bool enable , Bool focus ) (SFYResponder から継承)
このレスポンダが前面から数えて指定された順番に位置するかどうかを判定します。
Bool IsNthForward( SInt32 index , UInt32 id ) (SFYResponder から継承)
このレスポンダが前面から数えて指定された順番に位置するかどうかを判定します。
Bool IsNthForward( SInt32 index , UInt32 id , Bool visible , Bool active , Bool enable , Bool focus ) (SFYResponder から継承)
このレスポンダが前面から数えて指定された順番に位置するかどうかを判定します。
Bool IsRoot( Void ) (SFYResponder から継承)
このレスポンダがルートレスポンダであるかどうかを判定します。
SFCError Recover( Void ) (SFYResponder から継承)
デバイス画面保存用ビットマップを使用してこのレスポンダとレスポンダ空間との交差領域を復元します。
SFCError RegisterHandler( SFXEventRangeConstRef range , SFYHandler::RuleRecConstRef rule ) (SFYResponder から継承)
指定されたハンドラをこのレスポンダに登録します。
SFCError RegisterHandler( SFXEventRangeConstRef range , SFYHandler::HandlerSPP spp , VoidPtr reference ) (SFYResponder から継承)
指定されたハンドラをこのレスポンダに登録します。
SFCError RegisterHandler( SFXEventRangeConstPtr range , SFYHandler::RuleRecConstPtr rule , SInt32 length ) (SFYResponder から継承)
指定されたハンドラをこのレスポンダに登録します。
SFCError RegisterHandler( SFXEventRangeConstPtr range , SFYHandler::HandlerSPPConstPtr spp , VoidPtrConstPtr reference , SInt32 length ) (SFYResponder から継承)
指定されたハンドラをこのレスポンダに登録します。
SFCError RegisterTracer( SFXEventRangeConstRef range , SFYTracer::RuleRecConstRef rule ) (SFYResponder から継承)
指定された配信規則をこのレスポンダのトレーサに登録します。
SFCError RegisterTracer( SFXEventRangeConstRef range , SFYTracer::OrderEnum order , SFYTracer::StateEnum state , Bool overload ) (SFYResponder から継承)
指定された配信規則をこのレスポンダのトレーサに登録します。
SFCError RegisterTracer( SFXEventRangeConstPtr range , SFYTracer::RuleRecConstPtr rule , SInt32 length ) (SFYResponder から継承)
指定された配信規則をこのレスポンダのトレーサに登録します。
SFCError RegisterTracer( SFXEventRangeConstPtr range , SFYTracer::OrderEnumConstPtr order , SFYTracer::StateEnumConstPtr state , BoolConstPtr overload , SInt32 length ) (SFYResponder から継承)
指定された配信規則をこのレスポンダのトレーサに登録します。
SFCError Render( Bool force = false ) (SFYResponder から継承)
このレスポンダ以下のレスポンダツリーをレスポンダ空間に再描画します。
Void SetBackgroundColor( SFXRGBColorConstRef param ) (SFYWidget から継承)
背景の色を設定します。
Void SetCurrentValue( SInt32 param ) (SFYControl から継承)
コントロールの現在値を設定します。
Void SetDistributer( SFYDistributerPtr param ) (SFYResponder から継承)
指定された配信エンジンをこのレスポンダに設定します。
SFCError SetFrame( SFYResponderSmpConstRef param ) (SFYResponder から継承)
このレスポンダにフレームを装着します。
Void SetID( UInt32 param ) (SFYResponder から継承)
指定された ID をこのレスポンダに設定します。
Void SetMaximumValue( SInt32 param ) (SFYControl から継承)
コントロールの最大値を設定します。
Void SetMinimumValue( SInt32 param ) (SFYControl から継承)
コントロールの最小値を設定します。
SFCError SetParent( SFYResponderSmpConstRef param ) (SFYResponder から継承)
指定されたレスポンダをこのレスポンダの親レスポンダに設定します。
Void SetProperty( Bool transparent ) (SFYResponder から継承)
指定された属性をこのレスポンダに設定します。
Void SetPropertyTransparent( Bool param ) (SFYResponder から継承)
指定された透過属性をこのレスポンダに設定します。
Void SetRealBound( SFXRectangleConstRef param ) (SFYResponder から継承)
指定された領域をこのレスポンダの実領域に設定します。
Void SetReference( VoidPtr param ) (SFYResponder から継承)
指定された値をこのレスポンダのリファレンスに設定します。
Void SetRenderer( SFYRendererPtr param ) (SFYResponder から継承)
指定された描画エンジンをこのレスポンダに設定します。
Void SetState( Bool visible , Bool active , Bool enable , Bool focus ) (SFYResponder から継承)
指定された値をこのレスポンダの可視、活性、操作可能、フォーカスの各状態フラグに設定します。
Void SetStateActive( Bool param ) (SFYResponder から継承)
指定された値をこのレスポンダの活性状態フラグに設定します。
Void SetStateEnable( Bool param ) (SFYResponder から継承)
指定された値をこのレスポンダの操作可能状態フラグに設定します。
Void SetStateFocus( Bool param ) (SFYResponder から継承)
指定された値をこのレスポンダのフォーカス状態フラグに設定します。
Void SetStateVisible( Bool param ) (SFYResponder から継承)
指定された値をこのレスポンダの可視状態フラグに設定します。
Void SetVirtualBound( SFXRectangleConstRef param ) (SFYResponder から継承)
指定された領域をこのレスポンダの仮想領域に設定します。
SFCError Snapshot( SFBBitmapSmpConstRef bitmap ) (SFYResponder から継承)
デバイス画面保存用ビットマップからこのレスポンダとレスポンダ空間との交差領域のスナップショットを取得します。
Void Terminate( Void ) (SFYResponder から継承)
このレスポンダの終了処理を行います。
Void ToBack( Void ) (SFYResponder から継承)
このレスポンダを指定された条件の姉妹レスポンダのなかで最背面に移動します。
Void ToBack( Bool visible , Bool active , Bool enable , Bool focus ) (SFYResponder から継承)
このレスポンダを指定された条件の姉妹レスポンダのなかで最背面に移動します。
Void ToBack( UInt32 id ) (SFYResponder から継承)
このレスポンダを指定された条件の姉妹レスポンダのなかで最背面に移動します。
Void ToBack( UInt32 id , Bool visible , Bool active , Bool enable , Bool focus ) (SFYResponder から継承)
このレスポンダを指定された条件の姉妹レスポンダのなかで最背面に移動します。
Void ToFront( Void ) (SFYResponder から継承)
このレスポンダを指定された条件の姉妹レスポンダのなかで最前面に移動します。
Void ToFront( Bool visible , Bool active , Bool enable , Bool focus ) (SFYResponder から継承)
このレスポンダを指定された条件の姉妹レスポンダのなかで最前面に移動します。
Void ToFront( UInt32 id ) (SFYResponder から継承)
このレスポンダを指定された条件の姉妹レスポンダのなかで最前面に移動します。
Void ToFront( UInt32 id , Bool visible , Bool active , Bool enable , Bool focus ) (SFYResponder から継承)
このレスポンダを指定された条件の姉妹レスポンダのなかで最前面に移動します。
Void ToNthBackward( SInt32 index ) (SFYResponder から継承)
このレスポンダを指定された条件の姉妹レスポンダのなかで背面から数えて指定された位置に移動します。
Void ToNthBackward( SInt32 index , Bool visible , Bool active , Bool enable , Bool focus ) (SFYResponder から継承)
このレスポンダを指定された条件の姉妹レスポンダのなかで背面から数えて指定された位置に移動します。
Void ToNthBackward( SInt32 index , UInt32 id ) (SFYResponder から継承)
このレスポンダを指定された条件の姉妹レスポンダのなかで背面から数えて指定された位置に移動します。
Void ToNthBackward( SInt32 index , UInt32 id , Bool visible , Bool active , Bool enable , Bool focus ) (SFYResponder から継承)
このレスポンダを指定された条件の姉妹レスポンダのなかで背面から数えて指定された位置に移動します。
Void ToNthForward( SInt32 index ) (SFYResponder から継承)
このレスポンダを指定された条件の姉妹レスポンダのなかで前面から数えて指定された位置に移動します。
Void ToNthForward( SInt32 index , Bool visible , Bool active , Bool enable , Bool focus ) (SFYResponder から継承)
このレスポンダを指定された条件の姉妹レスポンダのなかで前面から数えて指定された位置に移動します。
Void ToNthForward( SInt32 index , UInt32 id ) (SFYResponder から継承)
このレスポンダを指定された条件の姉妹レスポンダのなかで前面から数えて指定された位置に移動します。
Void ToNthForward( SInt32 index , UInt32 id , Bool visible , Bool active , Bool enable , Bool focus ) (SFYResponder から継承)
このレスポンダを指定された条件の姉妹レスポンダのなかで前面から数えて指定された位置に移動します。
Void UnregisterHandler( SFXEventRangeConstRef range , SFYHandler::RuleRecConstRef rule ) (SFYResponder から継承)
このレスポンダから指定されたハンドラの登録を解除します。
Void UnregisterHandler( SFXEventRangeConstRef range , SFYHandler::HandlerSPP spp , VoidPtr reference ) (SFYResponder から継承)
このレスポンダから指定されたハンドラの登録を解除します。
Void UnregisterHandler( SFXEventRangeConstPtr range , SFYHandler::RuleRecConstPtr rule , SInt32 length ) (SFYResponder から継承)
このレスポンダから指定されたハンドラの登録を解除します。
Void UnregisterHandler( SFXEventRangeConstPtr range , SFYHandler::HandlerSPPConstPtr spp , VoidPtrConstPtr reference , SInt32 length ) (SFYResponder から継承)
このレスポンダから指定されたハンドラの登録を解除します。
Void UnregisterTracer( SFXEventRangeConstRef range ) (SFYResponder から継承)
このレスポンダのトレーサから指定された配信規則の登録を解除します。
Void UnregisterTracer( SFXEventRangeConstPtr range , SInt32 length ) (SFYResponder から継承)
このレスポンダのトレーサから指定された配信規則の登録を解除します。
プロテクト関数
Void DrawFocus( SFXGraphicsPtr graphics , SFXRectangleConstRef rectangle )
フォーカス状態にあるときのラベルコントロールの枠を描画します。
static
SFXMarginConstRef
GetFocusMargin( Void )
フォーカス状態にあるときに描画されるラベルコントロールの境界とラベルテキスト間のマージンを取得します。
Void HandleOperateKey( Void )
操作キーの SFEVT_KEY イベントを受信したときに呼び出される関数です。
static
SFYResponderSmp
Factory( SFYResponderPtr responder , SFCErrorPtr exception = null ) (SFYResponder から継承)
NewInstance 関数の実装を補助します。
SFYResponderSmp GetThis( Void ) (SFYResponder から継承)
このレスポンダのスマートポインタを取得します。
Void HandleBoundGlobal( SFXRectangleConstRef rectangle ) (SFYWidget から継承)
[非推奨(廃止予定 API)] グローバル領域が変化したときに呼び出される関数です。
Void HandleBoundOptimize( SFXRectanglePtr rectangle ) (SFYWidget から継承)
(SFEVT_RESPONDER_BOUND, SFP16_BOUND_OPTIMIZE) イベントを受信したときに呼び出される関数です(指定した矩形に収まる範囲内で最適な領域を計算します)。
Void HandleBoundReal( Void ) (SFYControl から継承)
(SFEVT_RESPONDER_BOUND, SFP16_BOUND_REAL) イベントを受信したときに呼び出される関数です (実領域が変化したときの処理を行います)。
Void HandleBoundRequest( SFXRectanglePtr rectangle ) (SFYWidget から継承)
(SFEVT_RESPONDER_BOUND, SFP16_BOUND_REQUEST) イベントを受信したときに呼び出される関数です(最適な領域を計算します)。
Void HandleBoundVirtual( Void ) (SFYWidget から継承)
(SFEVT_RESPONDER_BOUND, SFP16_BOUND_VIRTUAL) イベントを受信したときに呼び出される関数です (仮想領域が変化したときの処理を行います)。
Void HandleRenderRequest( SFXGraphicsPtr graphics ) (SFYWidget から継承)
描画イベントを受信したときに呼び出される関数です(レスポンダを描画します)。
Void SetType( SFCType param ) (SFYResponder から継承)
指定された値をこのレスポンダのタイプに設定します。
CodeEnum
SFYLabelControl クラスを表す定数です。
HorizontalEnum (SFYResponder から継承)
水平方向のアライメントを表す定数です。
VerticalEnum (SFYResponder から継承)
垂直方向のアライメントを表す定数です。

SFYLabelControl::SFYLabelControl
SFYLabelControl クラスのコンストラクタです。
[ protected, explicit ]
SFYLabelControl(Void);

解説

このコンストラクタは、以下の初期化処理を行います。

  1. タイプを ".lbl" に設定します。
  2. フォーカス状態にあるときのラベルコントロールの内枠の色を SFXRGBColor(0xAA, 0xAA, 0xAA, 0x00)[灰色] に設定します。
  3. 操作キーを AVK_SELECT に設定します。
  4. 下表にあるハンドラをレスポンダに登録します。

表 242. イベントハンドラ

イベント ハンドラの内容
SFYLabelControl::SetOperateKey で設定された操作キーの SFEVT_KEY イベント SFYLabelControl::HandleOperateKey 関数を呼び出す。
[Note] 注意
SFYLabelControl クラスを継承するレスポンダでは、 上記イベントが発生すると、それに対応するハンドラが呼び出されます。

内部実装

このコンストラクタの内部実装は以下の通りです。

/*protected */SFYLabelControl::SFYLabelControl(Void) static_throws
{
    static SFXRGBColor::AtomRecConst            rgb[] = {
        {{{0x00, 0xAA, 0xAA, 0xAA}}}
    };
    static SFXEventRange::AtomRecConst          trange[] = {
        #if TARGET_VERSION_GE(3, 0, 0)
        {       SFEVT_KEY_PRESS,      SFEVT_KEY_RELEASE,          SFP16_BEGIN,            SFP16_END},
        #else
        {       SFEVT_KEY_PRESS,         SFEVT_KEY_HELD,          SFP16_BEGIN,            SFP16_END},
        #endif
        {             SFEVT_KEY,              SFEVT_KEY,          SFP16_BEGIN,            SFP16_END}
    };
    SFYHandler::RuleRec                         trule[lengthof(trange)];

    if (static_try()) {
        SetType(CODE_TYPE);
        trule[0].spp = XANDLER_FUNCTION(OnShield);
        trule[0].reference = this;
        trule[1].spp = XANDLER_FUNCTION(OnKey);
        trule[1].reference = this;
        static_throw(RegisterHandler(atomic_cast(trange), trule, lengthof(trange)));
        if (static_try()) {
            _color.focus.Set(rgb[0]);
            _key.operate = AVK_SELECT;
        }
    }
}// SFYLabelControl::SFYLabelControl //

/*private */XANDLER_IMPLEMENT_BOOLEVENT(SFYLabelControl, OnShield, invoker, event)
{
    unused(invoker);
    return (event.GetP16() == _key.operate);
}// XANDLER_IMPLEMENT_BOOLEVENT(SFYLabelControl, OnShield) //

/*private */XANDLER_IMPLEMENT_BOOLEVENT(SFYLabelControl, OnKey, invoker, event)
{
    Bool                                        result(false);

    unused(invoker);
    if (event.GetP16() == _key.operate) {
        HandleOperateKey();
        result = true;
    }
    return result;
}// XANDLER_IMPLEMENT_BOOLEVENT(SFYLabelControl, OnKey) //

参照

SFYResponder::SetType | SFYLabelControl::CodeEnum | SFYLabelControl::SetFocusColor | SFYLabelControl::HandleOperateKey | SFXEvent | SFXRGBColor | タイプ | イベント | キーイベント[SFEVT_KEY]


SFYLabelControl::~SFYLabelControl
SFYLabelControl クラスのデストラクタです。
[ protected, virtual ]
virtual ~SFYLabelControl(Void);

解説

このデストラクタは、何も行いません。

内部実装

このデストラクタの内部実装は以下の通りです。

/*protected virtual */SFYLabelControl::~SFYLabelControl(Void)
{
}// SFYLabelControl::~SFYLabelControl //

SFYLabelControl::DrawFocus
フォーカス状態にあるときのラベルコントロールの枠を描画します。
[ protected, const ]
Void DrawFocus(
    SFXGraphicsPtr graphics          // グラフィックスオブジェクト
    SFXRectangleConstRef rectangle   // 描画する座標
);

解説

この関数は、 フォーカス状態にあるとき、 以下のラベルコントロールの枠を描画します。

独自の処理を行う場合は、この関数をオーバーライドします。

[Tip] Tip
この関数は、SFYLabelControl クラスを継承する具象クラスの HandleRender 関数内で呼び出されます。

図 314. ラベルコントロールの拡大図[フォーカス状態]


ラベルコントロールの拡大図[フォーカス状態]

フォーカス状態では、 図にあるように領域の境界(外枠)とその内側(内枠)に枠線が2本それぞれ1ピクセルの幅で描画されます。

テキストや画像は内枠で囲まれるコンテンツ領域に描画されます。

内枠は、SFYLabelControl::SetFocusColor 関数で設定された色で描画されます。

外枠は、内枠の色の明度を基準にして計算された色で描画されます。 具体的には、内枠の色の明度が 0x7F より大きい場合はその色の RGB 値からそれぞれ 0x22 を減算した色、 0x7F 以下の場合はその色の RGB 値にそれぞれ 0x22 を加算した色で外枠は描画されます。

色の明度とは、SFXRGBColor::GetBrightness 関数によって得られる値です。

図 315. ラベルコントロールの拡大図[フォーカス以外の状態]


ラベルコントロールの拡大図[フォーカス以外の状態]

フォーカス以外の状態では、外枠も内枠も描画されません。

内部実装

この関数の内部実装は以下の通りです。

/*protected */Void SFYLabelControl::DrawFocus(SFXGraphicsPtr graphics, SFXRectangleConstRef rectangle) const
{
    SFXRectangle                                lx;
    SFXRGBColor                                 rgb;

    if (GetStateFocus(true)) {
        lx.Set(rectangle);
        rgb.Set(_color.focus);
        if (GetStateActive(true)) {
            (rgb.GetBrightness() > 0x7F) ? rgb.SubRGB(0x22) : rgb.AddRGB(0x22);
        }
        graphics->DrawRectangle(lx, rgb);
        lx.Deflate(1, 1);
        graphics->DrawRectangle(lx, _color.focus);
    }
    return;
}// SFYLabelControl::DrawFocus //

参照

SFYLabelControl::GetFocusMargin | SFYLabelControl::SetFocusColor | SFXRGBColor


SFYLabelControl::GetFocusColor
フォーカス状態にあるときのラベルコントロールの枠を描画する色を取得します。
[ public, const ]
SFXRGBColorConstRef GetFocusColor(Void);

戻り値

フォーカス状態にあるときのラベルコントロールの枠を描画する色。

解説

この関数は、フォーカス状態にあるときのラベルコントロールの枠を描画する色を取得します。

参照

SFYLabelControl::SetFocusColor | SFYLabelControl::DrawFocus | SFXRGBColor


SFYLabelControl::GetFocusMargin
フォーカス状態にあるときに描画されるラベルコントロールの境界とラベルテキスト間のマージンを取得します。
[ protected, static ]
SFXMarginConstRef GetFocusMargin(Void);

戻り値

フォーカス状態にあるときに描画されるラベルコントロールのマージン[SFXMargin(2, 2, 2, 2)]。

解説

この関数は、フォーカス状態にあるときに描画されるラベルコントロールの境界とラベルテキスト間のマージンを取得します。

ラベルコントロールのマージンとは、 テキストや画像を描画するためのコンテンツ領域を囲む幅2ピクセルのラベルコントロールの枠領域のことです。 ローカル領域の左端、上端、右端、下端からそれぞれ2ピクセルの余白領域[SFXMargin(2, 2, 2, 2)]です。

詳しくは、SFYLabelControl::DrawFocus を参照してください。

参照

SFXMargin | SFYLabelControl::DrawFocus | SFYLabelControl::SetFocusColor | ローカル領域


SFYLabelControl::GetOperateKey
ラベルの操作キーを取得します。
[ public, const ]
AVKType GetOperateKey(Void);

戻り値

ラベルの操作キー。

解説

この関数は、ラベルの操作キーを取得します。

参照

SFYLabelControl::SetOperateKey | AVKType


SFYLabelControl::HandleOperateKey
操作キーの SFEVT_KEY イベントを受信したときに呼び出される関数です。
[ protected, virtual ]
Void HandleOperateKey(Void);

解説

この関数は、SFYLabelControl::SetOperateKey 関数で設定した操作キーの SFEVT_KEY イベント (キーイベント[SFEVT_KEY])を受信したときに呼び出されます。

独自のキーイベント処理を行いたい場合は、この関数をオーバーライドします。

デフォルトの実装では、 自分自身に結果イベント [SFXEvent(SFEVT_RESPONDER_RESULT, SFP16_RESULT_OK, SFYControl::GetCurrentValue())] を送信します。

内部実装

この関数の内部実装は以下の通りです。

/*protected virtual */Void SFYLabelControl::HandleOperateKey(Void)
{
    InvokeForward(SFXEvent(SFEVT_RESPONDER_RESULT, SFP16_RESULT_OK, GetCurrentValue()), false);
    return;
}// SFYLabelControl::HandleOperateKey //

参照

SFYLabelControl::SetOperateKey | SFXEvent | SFYControl::GetCurrentValue | キーイベント[SFEVT_KEY] | 結果イベント [SFEVT_RESPONDER_RESULT]


SFYLabelControl::SetFocusColor
フォーカス状態にあるときのラベルコントロールの内枠の色を設定します。
[ public ]
Void SetFocusColor(
    SFXRGBColorConstRef param   // 設定する値
);

解説

この関数は、 フォーカス状態にあるときのラベルコントロールの内枠の色を設定します。

外枠の色は、内枠の色の明度を基準にして計算された色になります。

デフォルト値: SFXRGBColor(0xAA, 0xAA, 0xAA, 0x00)[灰色]

詳しくは、SFYLabelControl::DrawFocus を参照してください。

参照

SFYLabelControl::GetFocusColor | SFYLabelControl::DrawFocus | SFXRGBColor::GetBrightness | SFXRGBColor | 状態


SFYLabelControl::SetOperateKey
操作キーを設定します。
[ public ]
Void SetOperateKey(
    AVKType param   // 設定する値
);

解説

この関数は、ラベルコントロールの操作キーを設定します。

デフォルト値: AVK_SELECT

参照

SFYLabelControl::GetOperateKey | AVKType


SFYLabelControl::CodeEnum
SFYLabelControl クラスを表す定数です。
enum CodeEnum {
    CODE_TYPE = four_char_code('.', 'l', 'b', 'l')
};
SFMTYPEDEFTYPE(CodeEnum)

参照

SFYResponder::GetType | SFYResponder::SetType