13.1. コレクションクラス

複数の要素の集まりに対して、要素を追加、更新、削除、検索するには、コレクションクラスを利用します。

SophiaFramework UNIVERSE には、以下のような配列、スタック、リスト、ハッシュマップのコレクションクラスが用意されています。

表 13.1. コレクションクラス

クラス名	解説
`SFXArray`	配列を操作するためのデータ構造です。配列は可変長です。
`SFXStack`	スタックを操作するためのデータ構造です。スタックは可変長です。
`SFXList`	双方向リストを操作するためのデータ構造です。
`SFXLinkedHashMap`	キーと値のペア要素を持つハッシュマップを操作するためのデータ構造です。このクラスは、ペア要素の追加順双方向リンクリストを内部で保持します。 `SFXHashmap` は、`SFXLinkedHashMap` の別名です。
`SFXFlatHashMap`	キーと値のペア要素を持つハッシュマップを操作するためのデータ構造です。このクラスは、ペア要素の双方向リンクリストを内部で保持しません。

コレクションクラスの制限

	コレクションクラスの制限
コレクションクラスの要素には、4 バイト以下のデータしか格納できません。 4 バイトよりも大きなクラスインスタンスや UIint64 / SInt64 / Float64 等のデータはポインタを格納します。ハッシュマップ(`SFXLinkedHashMap` / `SFXFlatHashMap`)のペア要素のキーには文字列(`SFXAnsiString` / `SFXWideString`)を格納できますが、ハッシュマップのペア要素の値に文字列は格納できません。参照：クラスインスタンスを要素として扱う方法

コレクションクラスの要素には、4 バイト以下のデータしか格納できません。 4 バイトよりも大きなクラスインスタンスや UIint64 / SInt64 / Float64 等のデータはポインタを格納します。

ハッシュマップ(SFXLinkedHashMap / SFXFlatHashMap)のペア要素のキーには文字列(SFXAnsiString / SFXWideString)を格納できますが、ハッシュマップのペア要素の値に文字列は格納できません。