SophiaFramework UNIVERSE 5.3 |
SophiaFramework UNIVERSE では、 以下の手順により、 ストリームを利用して、 ファイルやネットワーク、メモリなどのストレージにデータを読み書きできます。
■ストリームによるデータ読み書き手順
ストリームの分類 | |
---|---|
ストリームは、切り口によって以下のように分類できます。 |
■具象ストリームクラス
ストリームには、以下の 8 種類の具象クラスがあります。 これらのストリームクラスはストリームバッファを介してストレージに読み書きを行います。 また、各種データ型に対するエクストラクタ(>> 演算子)とインサータ(<< 演算子)、 エンディアン変換などの機能も提供します。
表 17.3. 具象ストリームクラス
ストリームの種類 | データの種類 | 読み込み用 | 書き込み用 |
---|---|---|---|
文字列ストリーム | AChar 型文字列 | SFXAnsiStringStreamReader | SFXAnsiStringStreamWriter |
文字列ストリーム | WChar 型文字列 | SFXWideStringStreamReader | SFXWideStringStreamWriter |
バイナリストリーム | バイナリ列(任意の型) | SFXBinaryStreamReader | SFXBinaryStreamWriter |
可変長バッファストリーム | AChar 型文字列 / WChar 型文字列 / バイナリ列(任意の型) | SFXElasticStreamReader | SFXElasticStreamWriter |
AChar 型と WChar 型 | |
---|---|
BREW では、シングルバイト/マルチバイト文字(ANSI文字)を表す char 型と、 携帯電話の画面に表示するためのダブルバイト文字を表す AECHAR 型(uint16 型)があります。 SophiaFramewok UNIVERSE では、 これらの文字型はそれぞれ AChar 型、WChar 型として typedef により定義されています。 また、以下の 2 つの文字列クラスが利用可能です。
この 2 つの文字列クラスの機能は、文字列の型以外はすべて同等です。 |
可変長バッファストリーム | |
---|---|
可変長バッファストリームは、 ストリームバッファが可変長である、 文字列ストリームやバイナリストリームを利用して読み書きするときに内部的に利用されます。 開発者は、可変長バッファストリームの実体である SFXElasticStreamReader / SFXElasticStreamWriter クラスを直接利用する必要はありません。 可変長バッファストリームは、 size 引数(バッファサイズ)を指定せずにストレージクラスの GetStreamReader / GetStreamWriter 関数を呼び出すことで取得できます。 |
Copyright(c) 2002 - 2024 Sophia Cradle Incorporated All Rights Reserved. |