実機用にコンパイルするには ?
実機用にコンパイルするには、ARM コンパイラが必要です。 Qualcomm 社は ARM コンパイラとして、ARM 社製の ARM Developer Suite (以降、ADS) や RealView Compilation Tools for BREW (以降、RVCTB) を使用することを推奨しています。 また、オープンソースの GNU gcc などのコンパイラも使用できます。
以下に、ADS や RVCTB を使用して実機用にコンパイルする手順を記載します。
Visual C++ 6.0 を使用した場合
- Visual C++ 6.0 を起動します。
- Visual C++ 6.0 のメニューから [ツール] - [カスタマイズ] を選択し、 [カスタマイズ] ダイアログの [アドインおよびマクロ ファイル] タブを表示し、 [ARMMakeBREWApp.DSAddIn.1] にチェックを入れます。 これにより、[Generate ARM Makefile] ボタンを載せたツールバーが表示されます。
- [Generate ARM Makefile] ツールバーボタンをクリックして、メイク ファイル (※) を生成します。
- Visual C++ 6.0 のメニューから [ツール] - [BREW ARM Make] を選択することで、ビルドが始まります。
Visual C++ .NET を使用した場合
- Qualcomm 社の Web サイトから Visual C++ .NET 用のアドインをインストールします。
- Visual C++ 6.0 のメニューから [ツール] - [カスタマイズ] を選択し、 [カスタマイズ] ダイアログの [アドインおよびマクロ ファイル] タブを表示し、 [ARMMakeBREWApp.DSAddIn.1] にチェックを入れます。 これにより、[Generate ARM Makefile] ボタンを載せたツールバーが表示されます。
- Visual C++ .NET を起動します。
- [Generate ARM Makefile] ツールバーボタンをクリックして、メイク ファイル (※) を生成します。
- Visual C++ .NET のメニューから [ツール] - [BREW ARM Make] を選択することで、ビルドが始まります。
※ メイク ファイルとは、実機向けにコンパイルする場合に使用する ".mak" の拡張子を持つファイルです。 このファイルにはコンパイラやリンカの設定、オブジェクトの依存関係など、 コンパイル時に使用する情報がテキストで記述されています。
SophiaFramework アプリを実機用にコンパイルするには、 HelloWorld チュートリアルの「BREW HelloWorld アプリ 〜 SophiaFramework の使い方 〜」を参照してください。
詳細は、以下の ページを参照してください。
BREW プログラミング入門 「携帯電話で動かしてみよう」