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SFBClipboard
IClipboard インターフェースのラッパークラスです。
#include <SFBClipboard.h.hpp>
class SFBClipboard : public SFBBase;
SFMTYPEDEFWRAPPER(SFBClipboard)

継承図

SFBClipboard クラスの継承図

バージョン

BREW 2.0 BREW 2.1 BREW 3.1 BREW 4.0

参照

BREW API IClipboard

メンバ

パブリック関数
SFCError ClearData( ACharConstPtr format )
クリップボードの指定した形式の内容を消去します。
SFCError ClearData( SFXAnsiStringConstRef format )
クリップボードの指定した形式の内容を消去します。
SFCError Empty( Void )
クリップボードから、すべての形式のすべてのデータを削除します。
Bool EnumInit( Void )
クリップボード内の形式の列挙内容を初期化します。
Bool EnumNext( CBItemInfo* itemInfo )
次に使用可能な / 登録されているクリップボード形式を取得します。
SFCError GetData( ACharConstPtr format , VoidPtr data , SInt32Ptr size )
指定した形式のクリップボード データをバッファにコピーします。
SFCError GetData( ACharConstPtr format , SFXBufferPtr data )
指定した形式のクリップボード データをバッファにコピーします。
SFCError GetData( SFXAnsiStringConstRef format , VoidPtr data , SInt32Ptr size )
指定した形式のクリップボード データをバッファにコピーします。
SFCError GetData( SFXAnsiStringConstRef format , SFXBufferPtr data )
指定した形式のクリップボード データをバッファにコピーします。
UInt32 GetSequence( Void )
クリップボードのシーケンス番号を取得します。
UInt32 MaxFreeBlock( UInt32Ptr total = null , UInt32Ptr used = null )
クリップボードの最大空きブロックサイズ、合計サイズ、合計使用サイズを取得します。
static
SFBClipboardSmp
NewInstance( SFCErrorPtr exception = null )
SFBClipboard インスタンスを生成します。
static
SFBClipboardSmp
NewInstance( AEECLSID id , SFCErrorPtr exception = null )
SFBClipboard インスタンスを生成します。
SFCError SetData( ACharConstPtr format , VoidPtr data , SInt32 size )
クリップボードの形式用にデータを設定します。
SFCError SetData( ACharConstPtr format , SFXBufferPtr data )
クリップボードの形式用にデータを設定します。
SFCError SetData( SFXAnsiStringConstRef format , VoidPtr data , SInt32 size )
クリップボードの形式用にデータを設定します。
SFCError SetData( SFXAnsiStringConstRef format , SFXBufferPtr data )
クリップボードの形式用にデータを設定します。
プロテクト関数
static
SFBBaseSmp
FactoryByCreate( AEECLSID id , SFCErrorPtr exception = null ) (SFBBase から継承)
指定したクラス ID のインターフェースのインスタンスを生成します。
static
SFBBaseSmp
FactoryByQuery( SFBQuerySmpConstRef query , AEECLSID id , SFCErrorPtr exception = null ) (SFBBase から継承)
指定したクラス ID のインターフェースのインスタンスを指定した SFBQuery インスタンスを使用して生成します。

SFBClipboard::ClearData
クリップボードの指定した形式の内容を消去します。
[ public ]
SFCError ClearData(
    ACharConstPtr format   // 形式名
);
[ public ]
SFCError ClearData(
    SFXAnsiStringConstRef format   // 形式名
);

戻り値

  • 成功したとき: SFERR_NO_ERROR
  • メモリ不足のとき: SFERR_NO_MEMORY
  • 失敗したとき: SFERR_FAILED

参照

SFBClipboard::SetData


SFBClipboard::Empty
クリップボードから、すべての形式のすべてのデータを削除します。
[ public ]
SFCError Empty(Void);

戻り値

  • 成功したとき: SFERR_NO_ERROR
  • 失敗したとき: SFERR_FAILED

参照

BREW API ICLIPBOARD_Empty


SFBClipboard::EnumInit
クリップボード内の形式の列挙内容を初期化します。
[ public ]
Bool EnumInit(Void);

戻り値

  • クリップボード形式が使用可能なとき: true
  • 登録済みの形式がないとき: false

参照

BREW API ICLIPBOARD_EnumInit | SFBClipboard::EnumNext


SFBClipboard::EnumNext
次に使用可能な / 登録されているクリップボード形式を取得します。
[ public ]
Bool EnumNext(
    CBItemInfo* itemInfo   
);

引数

itemInfo

項目情報を格納するポインタ。 この関数をコールする前に、itemInfo パラメータの pszName および nNameLen メンバ、 たとえば CBItemInfo 構造体を正しく設定する必要があります。 リターン時に、pszName には形式の名前が格納され、 nDataSize には実際のデータのサイズが格納されています。 入力時: itemInfo -> pszName は、文字列を格納できる有効なポインタであること。 itemInfo -> nNameLen は、ポインタのサイズ( バイト数 )を指定する。 itemInfo -> pszName は格納する。 リターン時: itemInfo -> pszName は、形式名を格納する。 itemInfo -> nDataLen は、クリップボード内のこの形式のデータのサイズを格納する。

戻り値

  • 形式が返されたとき: true
  • これ以上項目がないとき: false

参照

BREW API ICLIPBOARD_EnumNext | SFBClipboard::EnumInit


SFBClipboard::GetData
指定した形式のクリップボード データをバッファにコピーします。
[ public ]
SFCError GetData(
    ACharConstPtr format   // 形式の名前
    VoidPtr data           // 宛先バッファへのポインタ
    SInt32Ptr size         // 宛先バッファの入力サイズと、コピーされた出力サイズ
);
[ public ]
SFCError GetData(
    ACharConstPtr format   // 形式の名前
    SFXBufferPtr data      // 宛先バッファへのポインタ
                           // サイズは自動的にコピーされた出力サイズに設定される
);
[ public ]
SFCError GetData(
    SFXAnsiStringConstRef format   // 形式の名前
    VoidPtr data                   // 宛先バッファへのポインタ
    SInt32Ptr size                 // 宛先バッファの入力サイズと、コピーされた出力サイズ
);
[ public ]
SFCError GetData(
    SFXAnsiStringConstRef format   // 形式の名前
    SFXBufferPtr data              // 宛先バッファへのポインタ
                                   // サイズは自動的にコピーされた出力サイズに設定される
);

戻り値

  • 成功したとき: SFERR_NO_ERROR
  • 引数が不正なとき: SFERR_INVALID_PARAM
  • メモリ不足のとき: SFERR_NO_MEMORY
  • 形式がサポートされていないとき: SFERR_FAILED

解説

注意 : バッファサイズは SInt32 の値までの制限があります。

参照

BREW API ICLIPBOARD_GetData | SFBClipboard::SetData


SFBClipboard::GetSequence
クリップボードのシーケンス番号を取得します。
[ public ]
UInt32 GetSequence(Void);

解説

この関数は、クリップボードが更新されたかどうかを判断するためにあります。 クリップボードの更新には、データの追加 / 削除が含まれます。

参照

BREW API ICLIPBOARD_GetSequence


SFBClipboard::MaxFreeBlock
クリップボードの最大空きブロックサイズ、合計サイズ、合計使用サイズを取得します。
[ public ]
UInt32 MaxFreeBlock(
    UInt32Ptr total = null   // クリップボードメモリーの合計サイズ( バイト数 )を格納するポインタ( 非 null の場合 )
    UInt32Ptr used = null    // クリップボードの合計使用領域( バイト数 )を格納するポインタ( 非 null の場合 )
);

参照

BREW API ICLIPBOARD_MaxFreeBlock


SFBClipboard::NewInstance
SFBClipboard インスタンスを生成します。
[ public, static ]
SFBClipboardSmp NewInstance(
    SFCErrorPtr exception = null   // エラー値
);
[ public, static ]
SFBClipboardSmp NewInstance(
    AEECLSID id                    // クラスID
    SFCErrorPtr exception = null   // エラー値
);

SFBClipboard::SetData
クリップボードの形式用にデータを設定します。
[ public ]
SFCError SetData(
    ACharConstPtr format   // 形式名
    VoidPtr data           // データポインタ
    SInt32 size            // データオブジェクトのサイズ
);
[ public ]
SFCError SetData(
    ACharConstPtr format   // 形式名
    SFXBufferPtr data      // null の場合、 null と 0 がパラメータとして渡される
);
[ public ]
SFCError SetData(
    SFXAnsiStringConstRef format   // 形式名
    VoidPtr data                   // データポインタ
    SInt32 size                    // データオブジェクトのサイズ
);
[ public ]
SFCError SetData(
    SFXAnsiStringConstRef format   // 形式名
    SFXBufferPtr data              // null の場合、 null と 0 がパラメータとして渡される
);

戻り値

  • 成功したとき: SFERR_NO_ERROR
  • メモリ不足のとき: SFERR_NO_MEMORY
  • 失敗したとき: SFERR_FAILED

解説

SFBClipboard::SetData 関数はバッファの内容をクリップボードの形式用にしてコピーします。

[Note] 注意
クリップボードのデータはアプリケーションのライフサイクルを超えて利用可能なので、アプリケーション間でデータを共有するのに使えます。

参照

BREW API ICLIPBOARD_SetData | SFBClipboard::GetData