2005 年 12 月 23 日 : 忘年会にて
先週、今年初めてにしておそらく最後の忘年会に参加した。滅多に足を踏み入れることのない居酒屋特有の雑沓の中で少々落ち着かなかったけれど、久々に旧友を暖めることができたのは良い事だった。
集まったのは大学時代の同期の 4 名である。僕以外の 3 名は会社の近くの大学で先生をしている。この日記を読んでたりするとか。それでグレン・グールドのピアノを聴いてるのを初めて知って関心してくれた。今のミュージックシーンの音楽も聴いてるのでそれも驚かれた。
彼らと難解(?)な数学や物理の理論的な勉強していた頃が懐かしい。
今では忘却の遥か彼方にある数学理論も、学生時代は人の 3 倍くらい勉強していたかな・・・。それだけに数学という学問の本質やセンスと言えるものが頭の中で健在であることを願う。
学生の頃、励んだ数学という学問をビジネスに活かすべく、ロジカルシンキングなベンチャー経営に臨んでいるつもりである。そういった面ではベンチャー起業家の中ではユニークな存在だろう。敢えてそれを強みに転換して道を拓けようとしている。
学生時代の同期の誰もが経験し得ないような崖っぷちに幾度となく立たされながらも、それらを乗り越えてきた 4 年間である。まだ磐石とは言えないまでも、過ぎ去りし創業の日々と比べるべくもない。
今は僕が主体的に経営するソフィア・クレイドルだが、5 年もすればきっと僕がいなくとも正常に経営が為されているに違いない。
その先に待つ未来に向かってどんな人生を切り拓けば良いだろうか?
旧友と会って、再びアカデミックな世界やアートの道に戻るのも個人的に理想とする生き方かもしれない・・・と感じた日だった。