2007 年 08 月 23 日 : クラシカルなソフトウェア
427 ファイル、テキストだけで 15 メガバイトにも及ぶ大量の HTML ファイル(製品マニュアル)を駆け足で英訳してきたためか、まだまだ改善の余地がたくさんある。スタッフがまず翻訳した英文を推敲につぐ推敲で、文章の洗練化を図る日々が相変わらず続く。
『クラシカルなソフトウェアを創造する』のが、事業の最大の目標であり、目的でもある。
"classic"を辞書で調べてみると、"judged over a period of time to be of the highest quality." とか、"a work of art of established value." などの説明がされているが、そんなイメージのソフトウェアを創り出せるかどうかなのだ。
短期的ではなく長期間に渡って永続的に最高のクオリティを維持し続けるソフトウェアは、どうすれば生み出せるかという問題である。
ベンチャー業界では、時間を金で買うというような発想で、多くの資金を調達し、必要な人と物を集めて短期間で事業計画を達成するという考え方が大勢を占める。
けれども、歴史を振り返れば、何百年にも渡って生き永らえる「クラシカルな芸術作品」が金で創られた話はほとんど聞かない。そんなものを創造するには、何か別次元の座標軸から世界を眺める必要があるのではないだろうか。
些細なことなんだけど、フィーリングがなんとなくでも合わないところがあると、すぐに改善して行く。そんなサイクルを延々と繰り返している。
自己の感性を深く信じて、これまで 5 年以上もの時間をかけて研究開発してきたものの最後の仕上げを成し遂げたいと願う。