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Sophia Cradle IncorporatedPresident Blog : 2005年11月05日

2005 年 11 月 05 日 : 興味のある職業

毎年、母校(高校)のサイトに在校生の人気職業がランキングされる。今年の BEST 10 は以下の通り。

 1 位 弁護士
 2 位 医師
 3 位 薬剤師
 4 位 音楽家
 5 位 中学校教諭
 6 位 心理カウンセラー  
 6 位 アナウンサー
 8 位 パイロット
 9 位 通訳
10 位 プログラマー

起業家とか社長、経営者という職業はランキングされたことがない。同窓生でベンチャーを起業して社長日記を書いているのは僕くらい。2 位にランクインしている医師という職業は同窓生に多い。

ベンチャー起業家は何もかも自由に決めれるのでけっこうお勧めの職業であるのだけれども。漠然として訳の分からない職業といった位置づけなのだろうか。それとも想定外の範疇なのだろうか。

時代の潮流というものを読み切って全てを賭けて事業に打ち込む行動はスリルに満ち溢れている。思惑通りに事が進んだ時の喜びは他に代えがたいものである。

TOYOTA、SONY、Panasonic、HONDA、Microsoft、Apple・・・。今日の有名な大企業も最初はベンチャーからスタートしている。学校では大企業の歴史を教えてくれない。そもそも起業経験のない高校の先生がベンチャーの概念を教えるのは不可能だろう。

弁護士や医師も社会に無くてはならない職業である。けれどもベンチャーを起業して世界に通用するような企業に育てるのも、弁護士や医師に負けず劣らず社会から必要とされる仕事である。

TOYOTA に就職するより、TOYOTA みたいな偉大な企業を創造する方がカッコ良いと個人的に思っている。

それから、権威に縛られず思うまま自由に生きる人生も愉快だ。経営の原理原則を外さずに行動しさえすれば夢は実現するものである。

2005 年 11 月 05 日 : スタンス

音楽や映画、スポーツなど、プロフェッショナルな世界に憧れる。たとえ僅かな時間であったにしても、競技場やライヴの空間では、生きる感動や癒し、エネルギー・・・がリアルに感じとれる。

反面、内容(コンテンツ)そのものが問われる、人びとの感性によって自然淘汰され、本物にしか居場所がない厳しい領域でもある。だからこそ憧憬の対象として映し出されるのかもしれない。

そんな領域に自分を置いてみる。生まれて初めて自分の限界を知りもすれば、未知の可能性を発見する喜びもある。幻と思っていた夢が現実になったりもする。それは、確かに自ら人生を切り拓いて生きていると実感できる、感動体験の綴れ織のようなもの。

超一流と言われる大学や組織での経験や著名人とのコネクションがあるからと言って、それだけは全然通用しない。本質が問われるプロフェッショナルな世界は甘くない。ある意味ではフェアな世界である。

サラリーマンや公務員の世界はアマチュア的な空間の典型的な例だ。学歴や職歴など過去の栄光を身にまとって自分のポジションを確固たるものにしようとする者も少なくない。

たとえばミュージックシーン。超一流の経歴だから、有名人とのコネがあるからという理由で、人はその曲を買うわけじゃない。問われるのは中味の内容そのもの。

プロフェッショナルな観点から言えば、過去の華々しい経歴もしくは己の外にあるブランドで自分を飾る人って「?」である。もっともっと自分そのものに自信を持つスタンスが大切だと思う。