2007 年 01 月 17 日 : Global recruiting
大企業の採用枠拡大、若者の安定志向や少子化でベンチャー企業では有能な人材の採用が難しくなってきているという。
オリジナルブランドのソフトウェアを製造し販売する業態だからなのかもしれないが、疑問に感じることが一つある。
それは、ベンチャー企業の仕事というのは、大企業と比べて難易度が高いのではないかということだ。あるいは、異なる能力が要求されるのかもしれない。
普通に考えても、大企業で通用しない人材はベンチャー企業でも大苦戦するだろうし、寧ろベンチャー企業は、大企業で働く社員を遥かに凌駕する人材にジョインしてもらうことが何よりも重要だと考える。
勿論そんな人材は稀有な存在であり、自然と少数で会社を運営せざるを得ない。
しかし、人材を募集をするエリアを、日本に限らず世界全体に拡大すれば、何倍もの確率で素晴らしい才能に巡り会える。
2007年のテーマは、"Globalization"。
海外にマーケティングするだけでなく、人材も広く海外から募りたい。
2007 年 01 月 17 日 : 量りしれない価値
モノやサービスを創って販売する、というのがベンチャービジネスの基本だと思うのだけど、この基本を学べる場は意外と少ない。
あるいは、このことをあまり重要と思わないだけかもしれない。
ベンチャーのモノやサービスには、独自性というものが要求される。
そういう創造力を養う教育はどれくらいなされているのだろう。
販売というものは商学部で学べるのだろうか。
自らモノ、サービスを創って販売した経験のある教授はどれくらいいらっしゃるのだろう。
社会にひとりで放り出された場合、モノやサービスを創って販売するというスキルが真っ先に要求される。
生まれながらにして才能に恵まれている人も確かにいるけれど、経験によって学ぶことも可能であり、そういうスキルは人生を切り拓くための大きな推進力になると思う。
ある意味では、学位こそ授与されないものの、その価値は大学で学ぶ専門知識以上に有益に思えることもあるかもしれない。
その価値は何かと問われれば、誰の思惑によらないで、100 % 自分の思うままに未来へ前進できることと言えるだろう。
ベンチャーで働く最大のメリットである。