2006 年 01 月 04 日 : 自信
小さな出来事なら自信を持ちやすくて簡単に成功できる。誰もがそんな経験を持っていると思う。
人生を左右する一大事の場合、同じように自信を持って挑めるだろうか。
そういう時にこそ、急に道が拓けたり晴れたりして、今まで気付かなかった新しい偉大な才能が開花するのかもしれない。
多くの人は人生の一大事の場面に遭遇すると、権威あるものについ頼りたくなる。自分の力だけでそれを乗り越えることが千載一遇のチャンスだったかもしれないのに・・・。
個人にしても企業にしても、多くの人びとが権威ある大企業の傘下に入って働く道を選ぼうとする。その方が自分の才能をフルに発揮できるならそれは良い選択である。
スポーツでもプロフェッショナルな世界で超一流といわれる選手は、厳しいトレーニングの結果として彼或いは彼女の栄光があるのだと思う。
日々の仕事の場も同じ事が言えるのではないか。困難があるならそれを乗り越えようと努力する。
その瞬間、瞬間に、新しい才能が開花してゆく。それが成長の軌跡であると思える。
「夢はかなう。思いは実現する」
思い通りの成功の軌跡が描けるかどうかは自分へ自信の度合いで決まるだろう。
追記:
※松下電器産業株式会社創業者・松下幸之助氏の発言から(日本経済新聞・2006年1月4日朝刊29面)
「ある町が水害で、すべて流出した。隣町は何の被害もなかった。十年後、被害を受けた町は例外なくすべて発展している。家事で全部燃えてしまった町も同様である。これも全部発展している。
災害を受けなかった町は、発展しない。恵まれたと思ったところは、実は恵まれていない。悲惨な状態につきおとされた町が、十年後には数倍の発展をする。
これは何が原因であるか。私は心の問題であると思う。これは復興しなければならないという、人々の心のはたらきによって変わってくる。悲惨な被害が、その後の発展の起因となる。
私のいままでの体験からいえば、不景気に直面しては発展し、何か事故がおこっては発展してきた。
大きな災害がおこれば、『ああ困った』と動転するのが人情である。だが翌日になると、考え直す。
あわてるな、待て待て。ああいうことをやっていても解決しない。この際、このように立て直そう」