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2006 年 06 月 07 日 : 色褪せぬもの

理想とする着地点は遥か先にあるのは確かなんだけれども、デジタルなビジネスに対する視点だけはぶれないように努めている。

大切にしている考え方は、デジタルなものは良くも悪しくも色褪せないという見方である。

いずれデジタルな情報そのものが時代遅れになる可能性はあるにせよ、デジタルな情報は変わり様がないというのも一つの真理なのだ。

時代遅れになり得ない、或いは自律的に進化発展を遂げるようなデジタルな何かを創造することができれば、と思いを馳せることもある。

永久に色褪せぬような類のものとして、クラシカルな音楽や書物を挙げることができるだろう。

天才的な閃きによって創造されたものもあろうけれど、同じ DNA を有する人々によって為しえた結果であるというのも消し去ることのできない事実である。

そこで思うのは、ひょっとして無力なように感じる僕たちにも潜在的にはそんな才能や能力が眠っているのではないかという仮説である。

果てしなく長き道のりも、最初の一歩から始まるものであり、それが二歩、三歩、・・・と連続的な軌跡として前方へと着実にひろがって行くのではないだろうか。

デジタルな仕事というものは、過去の業績を追い風にして、連続的に前進できる性格があるような気がする。

前進しているのか後退しているのか、日々の時の流れと共に生まれるアウトプットから反省しつつ、常に目指す方向に進んでいることが確認できるかが分かれ目になりそうに思えてくる。