2006 年 06 月 13 日 : 認識の確率的分布
コップに丁度半分の水が入っている。
まだ半分もあると楽観的な人もいれば、もう半分しかないと悲観的な人もいる。
人それぞれだなぁと思う。
この状況を客観的に眺めれば、どちらにしても「コップに丁度半分の水が入っている」という事実は一つであると気付く。
けれども、人間という生き物はそんな風に冷静ではいられない。
日常生活において、常にロジカルでいられる人は稀なように思う。
人間が感情の生き物であると言われる所以かもしれない。
日頃からビジネスをしていて思うのは人間のこういう習性である。
いまのところ、ソフィア・クレイドルの製品は他社が製造して販売している訳ではない。いわば、この分野のカテゴリでは、シェア 100 % を独占している。
時の経過と共にバージョンアップするので、必ずしも原型と同じというわけではないけれど、瞬間瞬間においては、誰にとってもソフィア・クレイドルの製品はソフトウェアなので完全に同一である。
そのような状況で、ソフィア・クレイドルの製品を選択されるお客様もいれば、そうでない未来のお客様もいらっしゃる。
このことは、上のコップの話と似ていて興味深いと個人的に感じる。
どちらの解釈が良いかはケースバイケースであるけれど、確かに言えるのはどちらかしかないから、眺めていると状況は次第に明らかになってくるのだろう。