2006 年 03 月 31 日 : アシンメトリ
モノやサービスを売る人がいて、モノやサービスを買う人がいる。
概して、「売る」のと「買う」のはどちらが大変だろうか?
お金さえあれば「買う」のは誰にでも容易い朝飯前の話だ。
「売る」というのはそんな訳にいかない。「買う」の同じくらい簡単なら誰もベンチャー起業で苦労はしないし、きっとドリームゲートの存在も有り得ないだろう。
けれども、よく考えてみると、買った時に支払われるお金の総計と売った時に得られるお金の総計はイコールなのである。
この事実は一体何を意味するのか?
恐らくは、世の中の経済原則のひとつである、富の一極集中という現象の本質なんだろう。
「お金を稼ぐ」という観点から考察するならば、「モノやサービスを買う」のと同じ感覚で、ナチュラルに「モノやサービスを売る」という流れも創り出せるという意識は外せないかもしれない。