ホーム > President Blog : Sophia Cradle Incorporated

Sophia Cradle IncorporatedPresident Blog

2005 年 12 月 07 日 : コピーライティング

サイトリニューアルも大詰めを迎え、いつになく多忙な日々が続く。

「行百里者半九十(百里を行く者は九十を半ばとす)」(『戦国策』秦三巻)という。もう少しで完成するにしても油断せず、全力を尽くす習慣が偉大な成果に繋がるのだと信じる。

半年間というもの、Web マーケティングチームと日々有益なミーティングを交わしながら、完成度の高いサイトに仕上がりつつある実感を得ている。見た目の色やデザインも重要だけれど、相変わらずメッセージで言いたいことを伝えるのは難しいと痛感している。

例えば、「山」、「川」、「海」は単なる"文字"としての「ヤマ」、「カワ」、「ウミ」じゃないのだ。言葉を読んだり、聴いたりした時、脳裏に描かれた、個々人にとっての「山」、「川」、「海」の情景、或いは心の中を駆け巡る自然の音色なのである。

そんなことを意識しつつ、一言一言に思いを込めて、サイトにメッセージを刻んでいるのだ。僕が思いも寄らぬ情景を読者が思い浮かべることで、何らかの新しい創造的な出来事に発展するのならば…と想像するだけでわくわくしたりもする。

活字離れが叫ばれて久しいが、大切な事実がひとつ隠されているように思う。

ひとつひとつの言葉は、人々の頭の中で消化された瞬間、マルチメディアとしての音と映像に変換される。それは、コピーライティングをする上で極めて重要な原理原則である。