2005 年 01 月 18 日 : ケータイ用マウス
■MotorolaのiTunes携帯、約束のみで披露はされず(← iPOD のような携帯電話らしい。注目!)
最近、このような携帯電話向けの興味深いニュースが立て続けにアナウンスされている。
iモードが初登場した1999年以前ならば考えられない話のようにも思える。
パソコンが辿ったような道筋を携帯電話も進んでいるかのようだ。いまから、このビジネスに参入するとなれば、類似製品を開発して販売しようとしても徒労に終わる可能性が高いのではないか。時代が変わりゆくスピードは思う以上に速い。変化の加速度が増しているかのような錯覚に陥るくらいに。
着眼点や座標軸のほうを少しだけ切り替えて、その先にある未来を洞察することが肝要であろう。
例えば、昔はパソコンにもマウスが無かった。いまは当たり前のようにパソコンにマウスは付属している。この事実からヒントを得て、もし携帯電話にもパソコンのマウスに相当するような機器があったならば……、と想像することからいろんな独創的なアイデアというものは生まれてくる。
ハイテクベンチャーで仕事をする上での一つの発想法として参考になればと願う。
追記:
実は、2 年前に弊社でも携帯電話向けブラウザを開発したが、事業の「選択と集中」のために、その後の製品化と販売を断念している。(中国から来日したスタッフが研究開発を担当していたので、資料は英語なのです。)
私たち以外の日本のベンチャーが、携帯電話向けブラウザの仕事で活躍しているのはなんとなく嬉しく思える。