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2005 年 08 月 28 日 : 季節風

2005年を代表する音は"ケツメイシ"なのだろうか。いま彼らが売れに売れている。最近、「そばにいて」や「さくら」を聴いてその情景が描かれたような曲調になるほど心地よさを感じている。「ケツノポリス4」以外の曲では「よる☆かぜ」や「夏の思い出」などもお気に入り。

ネットで調べてみるとケツメイシが結成されたのは8年前。渋谷のクラブで偶然出合ったのがきっかけだった。駆け出しの頃、大物ミュージシャンのライヴのずっと前座で必死に名前を覚えてもらおうと懸命な演奏をしていた。

「ケツメイシのCDいかがですか〜!今ならサインもつけますよ〜!」

「ケツメイシ!?・・・・・・誰?」
「誰もそんなアーティストは知らないよ!!」

その当時、これがもっぱらの周囲の評判だった。

でもそれが今や押しも押されもせぬアーティスト。何故そこまで辿り着くことができたのか?それは彼らのサイトのコラムのメッセージに隠されているような気がした。

(ライヴ終了後)

「お客さんどうでした?」
−メンバーからいつも言われる第一声。

「凄く楽しんでたよ!!」

「ふ〜ん。じゃあ良かった。」

MBAなど経営に関する学問体系が存在するにせよ、ベンチャーを成功に導いてくれる本当に大切なこと。それは難しい理論の範疇を超えたこんなシンプルな感情ではないか。ベンチャー経営に携われば携わるほどそんな思いがつのる今日この頃だ。