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2005 年 03 月 04 日 : キラーアプリケーション

キラーアプリケーション』というキーワードは、コンピューター業界ではよく囁かれる言葉で、「IT用語辞典e-Words」では「あるサービスやコンピュータの機種を大きく普及させるきっかけとなる、特別に人気の高いソフトウェアやコンテンツのこと」と定義されている。

コンピューター』にしても『インターネット』にしても、それ自体は手段であってそれだけでは普及しえない。それを利用することで得られる感動や効能が起爆剤となって人びとの間にひろがってゆく。

コンピューターの最初の利用目的は弾道の軌跡をトラッキングすることだった。その後、企業の情報システムに利用され、現在では音楽や映像、そして電話までもが、いまや持ち運びできるほどに小型になったノートパソコンで利用できるようになった。

MacやWindowsのような、コンピューターの言葉ともいえる「コマンド」を覚える必要のない、「グラフィカルユーザーインターフェース」が発明され、そしてその上に創られた「表計算ソフト」や「ワープロソフト」の存在が『キラーアプリケーション』となって、パソコンは日常にひろまっていった。

『インターネット』はここ最近10年の間に起こった技術革新のように思われている方もいるかもしれない。これにしても30年以上も昔の1970年代には生まれていたテクノロジーである。暫くは軍事や研究などの目的だけに利用されていて、一般の人の目に触れることはまずなかった。しかし、1990年代に「Mosaic」という、今でいうならば「インターネット・エクスプローラー」のような、誰もが簡単にインターネットにアクセスできる、ブラウザソフトの存在そのものが『キラーアプリケーション』となって、今日のように多くの人びとに利用されるようになった。

コンピューターにしても、インターネットにしても、それを応用したアプリケーションは星の数ほどたくさんあったわけだが、それを世界中の誰もが使うほどに決定的な効能をもたらした『キラーアプリケーション』は、5本の指で数えれるほどに少なく貴重な存在だ。そして、その『キラーアプリケーション』が全てを運命付けるほど、ソフトウェアライセンスビジネスに携わる会社にとっては生命線の一つだ。

『キラーアプリケーション』を考える上で大きなヒントとなることがある。それは『ユーザーインターフェース』が革新された時に生まれる傾向にあることだ。『2進数』ではなく、初めて『文字』ベースでコンピューターと対話できるようになった時、或いは今日のようにグラフィカルなユーザーインターフェースが利用可能になった時である。『GUI』と呼ばれる『グラフィカルユーザーインターフェース』にしてもその原点は、1970年代のゼロックスのパロアルト研究所の成果なのだが、それ以来30年間この『ユーザーインターフェース』の分野で『ブレークスルー』と絶賛されるほどの偉大な技術革新は未だ起こっていない。

しかしながら、いま久しぶりに携帯電話で、ある種のユーザーインターフェース上の革新が起こりつつあるような予感や期待がある。この分野で何らかの画期的な成果を残すことができれば、それがモバイルのキラーアプリケーションへと発展してゆく可能性は十分ありうる。

追記:

昨夜、TVを見ていたら、ソフィア・クレイドルも開発プロジェクトに関わり、SophiaFramework の技術を応用した、ソフトウェアテクノロジーが紹介されていた!

このソフトウェアテクノロジーにはキラーアプリケーションになりうる要素が十分にある。

夢のある未来の実現へ向けて、次の展開に期待している。