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2005 年 06 月 08 日 : Core concept -21-

今日(6/8)の日本経済新聞(朝刊)の3面に、純利益上位100社に関する興味深いデータが掲載されていた。利益率の高い企業には「唯一・無二」の製品やサービスがあるという。その結果として、利益が生まれ、財務体質が安定する。

「唯一・無二」の製品・サービスであれば、価格競争に巻き込まれることもない。もしそれが社会から求められるものであるのならば、その必要性や欲求の度合いに応じて結果的に売れるという現象に繋がる。

基本的な発想として、そういった他では絶対に得がたいものを創造しようとチャレンジするのがベンチャーのあり方だと思う。これまでに無かったものだけに人々から受け入れられない確率は高いかもしれない。いかなる製品であれサービスであれ、もし仮にそれが結果的に売れるのであれば必ずその理由がある。それを発見しさえすればよい。そのポイントさえ外さなければ必然的に売れるんだという信念が大切であろう。

どんな組織でもそうかもしれないが、企業の成長というのは生物が育つ過程に似ている。生命が誕生した瞬間からしばらくの間は著しくその姿は変貌を遂げる。しかし一旦基本的なかたちが形成されればその相似形で成長してゆく。個人的には企業もそんな風に成長するものだと思っている。創業直後の頃は激動の連続で、そのプロセスを経て、ある一定の枠組みが生まれ、その形が次第次第に大きくなるように。

ソフィア・クレイドルを出来る限り高収益な企業体にしたい。そのために大切にしている指標は売上高経常利益率50%以上、株主資本比率90%以上という数字である。会社の規模が小さい頃ほど、この種の数字は達成しやすい。だからこそ、今の段階からこれらの数字の達成がごく自然になされるような経営(企業体質)を目指したい。

(つづく)

追記:

米国マイクロソフト社の財務会計情報によれば、多少古いのだが、2003 年 6 月期決算で、
  売上高 321億9,000万米ドル
  純利益 99億9,000万米ドル
という数字を残している。売上高純利益率に換算して計算すると 31% という驚異的な数字を記録していることが分かる。