2006 年 01 月 25 日 : スイング
野球のバットをスイングするだけならば、それは容易い。
けれども、大リーグで活躍しているイチロー選手や松井秀喜選手のようなスイングは類稀な存在であり、物真似すら叶わない。
ローマは一日にしてならず。
超一流といわれる天才スラッガーのバッティングフォームも生まれながらのものではない。
長年の研鑽と努力の賜物に違いない。
バットをスイングするという単純な動作故に、大抵の人にとって等閑になり勝ちな何かがきっと超一流のスラッガーには分るのだろう。
それと同じようなことは日常の仕事の局面でも数多くあると思う。
例えば、お客様へのメール一つとってみても、プロフェッショナルなスラッガーがバット一振りに架けるのと同じような行動が採れるはずである。
メールの場合、今更に思うのは言葉の楽しさ偉大さである。
同じ言葉なのに、言葉は置かれるシーンによって全く違う意味を持ちうる。
だからこそ、最新の注意を払ってメールに刻まれる文字の並び、組み合わせ、音にしてみた時のリズムなど、短い文面のメールでも数え切れないほどきり口が有るものだ。
メール一本にしても、常により良い内容にしようとすると、さまざまな発想やアイデアが思い浮かんでくる。
そんな創意工夫の積み重ねが偉大な結果に繋がるような気がする。