2007 年 01 月 18 日 : ソフトウェアという名の商品
ソフトウェアは、質量も重量もゼロ。
カタチすら無い。
高度情報化社会ではこんな商品が多い。
どうすれば、はっきりと実体が見えないモノの価値を的確にプレゼンテーションできるのだろう?
世の中には、オークションで高値で売買される名画のように、如何様にでも高く値付けされるものもある。
逆も然り。むしろブロードバンドネットの普及によって情報は氾濫し、その価値はいっそう逓減するようだ。
情報は、一生を費やしても遥かに接しきれないほどネットの向こう側にある。
そんな状況だから、ソフトウェアをネットだけで販売する難しさを痛感する。同時に、これほどまでに遣り甲斐のある仕事も少ないのではないかと思っている。
創ったソフトウェアが売れなければ、事業の継続は叶わない。
何故、お客様は僕たちのソフトウェアを購入されたのか。そしてその理由はずっと変わらないものなのか。変革が現れるとすると何を契機にしてそれは発生しうるのか。
シミュレーションしてアクションし、フィードバックから更なるシミュレーション …。
サイクルを何度も何度も繰り返す。
カタチの見えぬソフトウェア事業はそんな風にして進化発展を遂げるのかもしれない。