2006 年 03 月 01 日 : Universality
21 世紀に繁栄する企業のカタチについて考える機会が多い。
僕はこんな風に思う。
産業革命以来、社会は急速に進歩し発展した。コンピューターとインターネットによる情報革命によって時が刻まれるスピードが更に加速している感は否めない。
もしそうだとすれば、時代のスピードにどのように対処し変化してゆくかが重要なポイントとなる。
物理的な問題の場合、慣性の法則で、重量が重いものよりも軽いものの方が今の状態に止まろうとする慣性力は弱く働く。
そんな推論をすれば、ダイナミックに変化し続ける世の中にあって、生き残るための条件は身軽な少数精鋭の組織体ではないかと思った。
人数が少ないからといって、それ相応の仕事をするんじゃなくて、できれば少人数なのに世界にインパクトを及ぼすような何かを達成したいという願いがある。
それ故に、ほんの数人しかスタッフがいないのに、世界的に評価されるビジネスモデルは何かという問題への解決策が全てに優先する経営課題であると思って、この事業を推進している。
人数が少なければ、当然、創るものも小さなものになってしまう。
けれども、大きなものも分解すれば小さなものが構成要素になっていることは自明の理である。
大切な発想は、巨大なものでも、それを構成する最小単位のもので最も付加価値の高いものは何かと洞察することだ。
そして、時間軸や空間軸といった座標軸を超えて、普遍的で、クラシカルなものを探し求めることなのだ。
それさえ見つかれば、小さなものでも何十年以上にも渡って世界中で選ばれ続けることだって有り得る。
これからの未来のベンチャーでは、こういった発想は無視できないものとなるだろう。