2006 年 06 月 07 日 : Balance of game
いつの頃からなのだろうか。
明言できないけれど、自分への投資は意識的に惜しみなく行なってきた。
ソフィア・クレイドルという会社を創業したのも、自分自身の可能性を探るための、あるいは隠された才能や能力を見出すチャンスに賭けた投資と言えるかもしれない。
求めるものを得るためには、投資という行為は欠かせないものである。
何故なら、何も無いところから有を見出そうとするよりも、元にあるものがあってそれを自分の想い描くものに転換する方がきっと着実だろう。
確かな着地点をリアルにイメージして、理想の世界を実現するには、時、想い、お金、モノ ・・・ いろんな投資が必要だ。
ただ一つの資源だけが潤沢にあるのもダメで、さまざまな要素のバランスというものも不可欠だ。
音楽、絵画、スポーツ ・・・ どのような業界においても超一流の域ともなれば、バランスこそが外せない軸なのかもしれない。
コントロール可能なパラメーターもあればそれがまったく叶わぬものもある。
それ故に確率的な世界に無力感を抱くこともあるけれど、実は世界というものはほんのちょっとした違いに過ぎないものが夢幻の如く華やかなものに見えるだけなのかもしれない。
この地球には数え切れぬほどの人が暮らしている。
ある人には些細に思えるものが別の人には一大事というのが現実でもある。
ひょっとしていかなる偉大なものもそんなところから出発するのかもしれない。
先ずは自分で納得できるアウトプットを出して、そのアウトプットを一人でもいいから、評価してくれる人が現れるまで高める努力を継続する。
であればあとは順風満帆になるのだろう。