2006 年 01 月 11 日 : 全力疾走の後
誰しも滅多に経験しえない出来事に遭遇して感動したり、感激したりすることがあると思う。
願わくば、僕たちの仕事も人々の胸を揺さぶるような感情を創造するようなものでありたい。
そんな場面は日常生活において滅多に出会えるものではないから、それだけの付加価値があるのだ。
感動や感激を創り出す秘訣って一体全体どこにあるんだろうか?というような問い掛けはベンチャー起業家としての宿命かもしれない。
僕はこんな風に考えている。
要するに人を驚かすためには違った角度から世界を眺望しなければならない。人と同じような視線からは当たり前の平凡なモノしか見えない。
違った視線といってもほんの少しでいいのがミソなのだ。
例えば、2 メートルの高さの壁があったとする、2 メートル以下の身長の人には向こう側は何も見えないけれども、台の上に乗って視線が 2 メートルを超えれば向こう側の景色も目に入ってくる。
仕事の例で言えば、こんな感じであろうか。
身体がもう動かないほどヘトヘトになるまで 8 時間集中して全力疾走して働いてみる。その後、どのような行動に出るかがきっと運命の境界線となるだろう。
大抵の人はそこで仕事を終えてしまう。
ごくわずかだけれども、ある人は人の限界を超え、そのまま続けて仕事をする。
そんな習慣を継続するうちに、ある日突然新しい視界が彼もしくは彼女の目前にひろがる。
それは普段目にしない光景だけに感動や感激といった尊いものへと繋がってゆくだろう。