2005 年 11 月 04 日 : 天頂へとつづく滑走路
今日は昨年のミスチルの"シフクノオト"を聴きながら、いろいろと未来の構想を練っている。
このアルバムでお気に入りは"天頂バス"という曲。
印象的なフレーズは
天国行きのバスで行こうよ
揺れるぞ 地に足を着けろ
己の感覚と交わした約束を
果たすまで降りはしないぜ
どんな暴風雨が襲っても
全力疾走で駆け抜けろ
僕らは雑草よ
でも逆の発想を
この胸に秘めているよ
このバディーに秘めているよ
( 作詩 : 桜井和寿 )
という部分。( リズムから詩の雰囲気が伝わってくる名曲だ )
世界の頂点に立とうと志すならば、秘めたる覚悟は欠かせないと思う。
2005 年 10 月 23 日 : 伝えたいこと
今、NANA という映画の劇場挿入歌 ENDLESS STORY がヒットしている。歌詞の中にこんな言葉があった。
たとえば
誰かのためじゃなく
あなたのために
歌いたい この歌を
終わらない story
続く この輝きに
Always 伝えたい
ずっと永遠に
この曲を何度も聴きながら、キーフレーズは"あなたのために"ではないか。多くの人びとはこのフレーズにシンクロしてこの曲を聴いているのではないだろうか。そう思った。
商売をしていて常々思うのは簡単なことみたいだけれど、真に"あなたのために"という思いで、かたちある仕事をするのは難しい、ということである。だからこそ私たちは潜在的にそんな雰囲気に憧れを抱く感じがする。
お客様がその製品やサービスを利用するシーンを具体的にリアルにイメージすることができるか。シンプルに商売が成功するかどうかはその一点に委ねられていると感じる。
2005 年 10 月 14 日 : ミュージック
Gackt の"DIABOLOS"。例えば今日はこんな曲を聴きながら空を逍遥するような感じで仕事している。
大企業だったら、部長がケツメイシ、サザン、いま話題の NANA のサウンドトラックなんか聴きながら仕事している姿って想像し難い。学生や会社員だった、あの頃の同期のエリートとは一風変わった人生を送っていると我ながら思う。
これまで確かに苦い経験もし、数え切れないほど乗り越えねばならない壁があった。創業初年度は音楽の「お」の字すら無かった。独創的で素敵な製品やサービスがナチュラルに生まれ、そして多くのお客様のもとへと届くようになった。お陰様で、今ではそれがソフィア・クレイドルのスタイルとして定着しつつある。
自分を偽って慣れない受験勉強に励めば、自分の意志に背くような仕事をこなしていた時期もあった。現在への分岐点は何時だったのか。それは定かでない。
振り返ってみて気付くことがある。壁を乗り越えるごとに自分の自由度が増すという事実である。その自分の壁を乗り越えるためには、勇気や意志、優しさといった"心の有り様"が決め手になる。
音楽を聴く度に心豊かになる実感を受けとめることができる。
そんな今日この頃。
2005 年 09 月 23 日 : ランニングハイ
9月23日金曜日。
今日になって、MR.CHILDREN の 1 年 5 ヶ月ぶり 12 枚目のアルバム"アイ ラブ ユー"を入手したので早速聴いてみた。(歌詞カードのデザインがユニークで美しかった)
そのなかでもお気に入りの曲は"ランニングハイ"。
息絶えるまで駆けてみよう
恥まき散らして
胸に纏う玉虫色の衣装を見せびらかしていこう
ベンチャー起業にもこんな雰囲気がないと何事も成就しないのではないだろうか。
思うままに信じるままに全力を振り絞って駆ける軌跡の、その先に輝ける何かがあると信じている。それに心地良さを感じる。
全力疾走は最初の助走段階では耐え難い苦しさがある。しかしそれを乗り越えれば"ランニングハイ"の世界だ。新しい出来事の発見に爽快感を得てポジティブな気持ちで。
2005 年 09 月 20 日 : シフク
シフクノオト。
この連休、"Mr.Children"の"シフクノオト"を何度も聴いていた。そして CD に付属する DVD を鑑賞しながら思いを巡らせていた。
その DVD には"シフクノオト"というアルバムの音が創作されてゆく過程が記録されている。とても人気のあるアルバムだからその DVD を観られた方も多いかもしれない。
何故評価が高いのだろうか。強く感じたのは細部へのこだわりだ。しかもすべてのスタッフが楽しみながらやっている。
ベストなものを創り出す為に、何度も何度も同じ箇所をいろんなパターンで試し、その中から最上のものだけを情熱を持って音にしていくプロセスをひしひし実感できた。
翻って考えてみて、ソフィア・クレイドルのサイトやソフトについても、言葉では表現できない細かなところや雰囲気にこそ、最善を追求する姿勢がその作品の運命を決定付けるのだろう。
微妙なニュアンスにも配慮して「これでパーフェクト!」という確信と自信が持てるまで、最高の作品を創造し成長させてゆく道程が、私たちにとってのシフクかもしれないと思えた。
2005 年 09 月 05 日 : Beat space nine
土曜日。
近くの TSUTAYA に入った時、心地よいリズミカルな曲が何処からともなく耳に入ってきた。m-flo の "BEAT SPACE NINE"だった。フィーリングが良かったので購入。
帰宅し、早速聴いてみた。バラエティに富んだ様々な曲調が楽しめる。一曲の中にも所々に趣があり意外性を感じさせてくれる。数多くのミュージックを聴いているわけではないが、凄く新鮮に感じ何回も繰り返し聴いている。そんな風にして曲を聴くのは久々のこと。
購入者特典のサイトがあって、それぞれの曲について自らコメントする映像が観れる。徹夜でレコーディングすることも多かったそうだが、"最高に楽しめた"そうだ。それから"土壇場の集中力"。それがよく伝わってくる CD だと思った。
自分にとって 2005 年で最もお気に入りの CD となりそうだ。
2005 年 08 月 28 日 : 季節風
2005年を代表する音は"ケツメイシ"なのだろうか。いま彼らが売れに売れている。最近、「そばにいて」や「さくら」を聴いてその情景が描かれたような曲調になるほど心地よさを感じている。「ケツノポリス4」以外の曲では「よる☆かぜ」や「夏の思い出」などもお気に入り。
ネットで調べてみるとケツメイシが結成されたのは8年前。渋谷のクラブで偶然出合ったのがきっかけだった。駆け出しの頃、大物ミュージシャンのライヴのずっと前座で必死に名前を覚えてもらおうと懸命な演奏をしていた。
「ケツメイシのCDいかがですか〜!今ならサインもつけますよ〜!」
「ケツメイシ!?・・・・・・誰?」
「誰もそんなアーティストは知らないよ!!」
その当時、これがもっぱらの周囲の評判だった。
でもそれが今や押しも押されもせぬアーティスト。何故そこまで辿り着くことができたのか?それは彼らのサイトのコラムのメッセージに隠されているような気がした。
(ライヴ終了後)
「お客さんどうでした?」
−メンバーからいつも言われる第一声。
「凄く楽しんでたよ!!」
「ふ〜ん。じゃあ良かった。」
MBAなど経営に関する学問体系が存在するにせよ、ベンチャーを成功に導いてくれる本当に大切なこと。それは難しい理論の範疇を超えたこんなシンプルな感情ではないか。ベンチャー経営に携われば携わるほどそんな思いがつのる今日この頃だ。