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2006 年 03 月 06 日 : BREW プロファイリングツール "MIHAI3" を世界で初めて開発



[PRESS RELEASE]

『ソフィア・クレイドル、BREW プロファイリングツール "MIHAI3" を世界で初めて開発 』

〜 BREW アプリケーションのモジュール単位での実行時間とメモリ使用量を自動的にプロファイル 〜

[概要]

携帯電話向けソフト開発の株式会社ソフィア・クレイドル(本社:京都市、代表取締役社長:杉山和徳、以下 ソフィア・クレイドル)は、BREW【※1】アプリケーションを構成する、任意のモジュールの実行時間とメモリ使用量を自動的にプロファイルするツール“MIHAI3”を世界で初めて開発しました。本ツールによって、BREWアプリケーション開発における最大の問題である、パフォーマンスとメモリに関連するチューニング作業が大幅に改善されます。本ツールは、2006年3月15〜16日、京都市にて開催される、「第 5 回ケータイ国際フォーラム展示会」に出展されます。

[詳細]

携帯電話端末のハードウェア高度化に伴い、携帯電話はワンセグ放送、携帯音楽、携帯クレジット、株式取引などにも応用され、アプリケーションはますます複雑、大規模化しています。

一般に、携帯電話向けアプリケーションの開発では、CPU やメモリなどの厳しいハードウェア制約から、高度な機能を持つ大規模なアプリケーションほどパフォーマンスとメモリサイズのチューニングが必要となります。

そのような背景から、”MIHAI3”は BREW 上で動作する C 又は C++ 言語で記述されたアプリケーションを構成する任意のモジュールについて実行時間やメモリ使用量を自動的に測定し、GUI で見やすく表示する世界初の BREW プロファイリングツールとして開発されました。

その結果、BREW アプリケーションの何処にパフォーマンスやメモリ使用のボトルネックがあるのかを容易に判別することが可能となります。

本ツールは、2006 年 3 月 15 〜 16 日、京都市パルスプラザにて開催される、「第 5 回ケータイ国際フォーラム展示会」に出展されます。また、2006 年 4 月に、BREW 向け C++ 開発環境 “ SophiaFramework ( ソフィア・フレームワーク ) ”【※2】に付属するツールとしてβリリースされる予定です。

本プレスリリースURL : リンク

第5回ケータイ国際フォーラム URL : リンク

以上

■用語解説

【※1】BREW

読み方:「ブリュー」または「ブルー」

2001 年 1 月に米国クアルコム社が発表した携帯電話向けソフトウェアの規格。「ブリュー」もしくは「ブルー」と読む。異なる携帯電話機の OS の仕様差を吸収し、単一のコンパイル後のプログラムをインターネットからダウンロードし、さまざまな携帯電話機でそのまま高速に動作できるように設計されている。日本では KDDI が 2003 年 2 月より BREW サービスを提供開始。 NTT ドコモの一部の機種でも BREW が採用されている。 2006 年 3 月現在、世界で 29 ヶ国 62 の通信キャリアが採用しており、世界的な規模でその普及が急速に進んでいる。


【※2】SophiaFramework

読み方:ソフィア・フレームワーク

ソフィア・クレイドルが 2002 年 8 月に発表した、BREWアプリを C++ プログラミングで開発することを世界で初めて実現した唯一の BREW 向け C++ オブジェクト指向開発環境。ユーザーインターフェース、通信、グラフィック描画、文字列処理など、ビジネス、コンテンツ、ゲームなどジャンルを問わず、あらゆる BREW アプリを開発するのに必要十分な“クラス”と呼ばれるプログラムモジュール群がラインナップされている。すでに KDDI 公式 EZ アプリ( BREW ) や ビジネス系 BREW アプリで多数の導入実績がある。

詳細情報URL: リンク


■ 会社の説明
社名 :株式会社ソフィア・クレイドル
代表者: 代表取締役社長 杉山和徳
設立日: 2002 年 2 月 22 日
所在地: 京都市左京区田中関田町 2 番地 7
資本金: 2645 万円
事業内容: モバイルインターネットに関する:
 1.ソフトウェア基礎技術の研究開発
 2.ソフトウェア製品の製造及び販売
 3.システム企画及びインテグレーション
ホームページ: リンク

<本件に関するお問合せ先>
株式会社ソフィア・クレイドル
マーケティング部 長谷川なつこ
Tel. 075-754-5155
Fax. 075-754-5156   

  

2006 年 03 月 02 日 : Google ローカル

Google ローカルというサービス( β 版 )がある。

地図の範囲を絞りながら、キーワードでその地域の情報が得られる。

"日本"という地域で、弊社 Web サイト「/」が No.1 にランキングされたのは下記のようなキーワードだった。

  • 携帯Java
  • 携帯BREW
  • 携帯ソフト
  • C++
  • 圧縮ツール
  • BREW 開発
  • BREW GUI
  • BREW C++
  • BREW FAQ
  • BREW 入門
  • BREW 技術
  • Java Compress
  • BREW Compress
  •   …

 ※ Java Compress,BREW C++, BREW GUI, BREW FAQ は、"世界"全体でも 1 位だった。

任意の地域でキーワード検索できる。自社の Web サイトがどのエリアでどんなキーワードで No. 1 にランキングされているのかを知ることで、いろんなマーケティング戦略が策定できるだろう。

登録されているデータがまだ少ないけれども、大きな可能性を感じるサービスだと思う。

  

2006 年 02 月 26 日 : ココロ揺さぶるモノ

学生の頃、よく聴いたユニット U2 が"How to Dismantle an Atomic Bomb"という CD で、2006 年グラミー賞 "Album of the Year" を受賞した。

仕事が忙しくて、実はこのことを知ったのは昨日のことなんだけれど、その CD を手にした瞬間、買ってしまっていた。

昨日から何度も繰り返し聴いているのだが、20 年前の音のクオリティを維持しつつも、そこにココロを強く揺さぶられる何らかの新しい要素が感じられたのは確かだった。

数え切れぬほど数多のアーティストがいる中でも、実際のところ、評価され売れているアーティストはほんの一握りである。

その分かれ目って一体なんなのか?という問い掛けは重要だと思う。

僕たちのビジネスでも、ソフトウェア製品を創ること自体は全然難しくもなんともない。

しかし、その製品がマーケットから評価され売れるのとは別問題である。多くのミュージシャンと同じ99%以上を占める大半のソフトウェアは時の経過と共に人々の記憶から跡形もなく姿を消してゆく。

「人々の記憶に残る」っていうのが最大のハードルじゃないかと、このビジネスをやっていてしみじみと実感する。

それでは「人々の記憶に残る」とは一体全体なんなの?という疑問が沸いて来る。

大学でロジカルに学んだ高度な理論は微かに記憶に残る程度だけれども、友達と楽しかった懐かしい思い出はいまでもリアルに記憶の中に残っている。

振幅の激しい「喜怒哀楽」に纏わる感情というものは、強ければ強いほど良くも悪しくも記憶の中に残るものである。時の経過と共に記憶の変容もあるかもしれないがその原点は変わらないだろう。

ロジカルでなくてエモーショナルなことっていつまでも人々の記憶に残る。

だから、日々リリースされる数え切れないほどの製品の中で、その製品がマーケットで健在であるためには、その製品の原点が人々の心を揺さぶるところにないといけないし、マーケティング活動にしても人々のココロとシンクロしながら進めなければならない。

今日は、U2 の"How to Dismantle an Atomic Bomb"を聴きながら、そんなアプローチの重要性を再認識させられる、そんな日であった。

  

2006 年 02 月 25 日 : Web branding I

インターネットは時代に断層を刻む存在と言えるだろう。何十年後かの未来から振り返った時、かつてヨーロッパを起点として世界に広がった産業革命以上に巨大だったと、その偉大さを改めて思い知らされるほどの。

だから、インターネットという大きな波をどのように位置づけて対処するか。それ次第で未来の在り様に天と地ほどの開きが出てくる。

それだけに滅多に訪れない千載一遇のチャンスであり、しかもそれは世界中の人々に開かれている平等なチャンスでもあるのだ。

でも、今のところ真にそういった認識をしている人ってそんなにいないように思えてくる。

なんとなく漠然として、インターネットって新しい世界への扉のように思いながら、そこに勇気を奮って飛び込む人は少数派だ。あるいはそんな認識すらない人々もまだまだ多い。

ビジネスでは何の戦略や戦術を持たず、徒手空拳で悪戦苦闘している人々も多いと思う。

例に漏れず、僕もいろんなアプローチを試しては失敗するというプロセスを何度も何度も繰り返し、その中から微かな光を見出し、そこに明るい未来への実感を確かにしている。

最終的な着地点へ繋がる道への"最初の扉"は何か?というのが最大のポイント。

それさえ見つかれば、その扉から連続的にのびる曲線を辿れば時間の問題でゴールに着地できる。

大事なのは着地点のリアルなイメージと、それに繋がる道への最初のステップなのだ。

僕のビジネスの着地点は、僕たちの創造したモノをネット経由で世界のあらゆる人々に情報発信し、それを必要とする人々に、ネット経由で届けるというカタチそのものである。

であるのならば、必須となるポイントは、人々が僕たちのサイトに訪れてくれて、その人々の心に何らかのプラス方向への変化を引き起こせるかどうか。

その思考回路から分かったのは、リアルビジネスでもそうだけれども、ネットビジネスでもブランディングで、全ての勝負は決せられるだろうということ。

他の業界は余裕が無くてあまり勉強できていないが、少なくとも技術志向のソフト開発企業全てに共通して言えるのは、ブランディングについての意識の低さであった。

ソフト開発企業の Web サイトをよく研究すれば分かると思うけれど、所有しているソフト技術は光るものがあるのに、肝心の Web サイトには技術面でもデザイン面でもコピーライティング面でもそういったものが全然みられないのだ。

こういった側面は、技術力を前面に押し出して推進する、まさに僕たちのようなベンチャー企業が成長するためのチャンスにも成り得た。

例えば、Google で BREW と C++ をキーワードにして検索すれば、全世界で 65 万件の関連するページが登録されているが、第 1 番目に表示されるのは僕たちの会社のページである。

今月で創業して 5 年目になった。でも僕たちの会社よりも長い歴史を持つ会社の方が多いにも関わらず、ソフィア・クレイドルのページが 1 番に表示されている。

他にも 1 番に表示される、いろんなキーワードがたくさんある。

何故 1 番目に表示されるのかというのが肝心なポイントであるが、僕たちの会社のページも最初からそうなったわけではなくて、そうなるようにしようとする意識があったからそうなった。

そしてそれは周囲の同業者には、それくらい強く願う会社が少なかった結果なのではないだろうか。

今日の仕事のスタイルを思い浮かべてみて欲しい。きっと Google にキーワードをインプットして検索しては新しい発見をし、それを無意識に仕事に活かすという繰り返しのエンドレスなサイクルになっているはずである。

至極当たり前のことだけれども、Google の検索結果で最初に表示されるページのアクセス数は圧倒的に多い。

この事実をどれくらい重く捉えることができるか否かが分水嶺である。

人はそのキーワードと Google をクリックした瞬間に視界に飛び込んでくるページの印象で、その会社へのイメージを心の中に刻んでゆく。

それだけに大切なのは、会社を表現するブランドイメージの文章のキーワードが Google の検索エンジンで 1 番に表示され、その先のページも会社のブランドイメージにマッチするサイトにできるかどうかである。

こんな風にして Web Branding に、ソフトの研究開発と同じくらい大きな努力を払っている会社はソフトウェア業界では稀である。それ故にベンチャー企業として、そこにチャンスを見出せるのである。

これからも、扉の向こうの道程は果てしなくひろがっている。

  

2006 年 02 月 21 日 : 眠れる価値

パソコン、ソフト、机、椅子、本 … 会社にあるほとんどのものをネットから調達している。

わざわざ店に足を運ぶことなく、必要なものが翌日には届いているという便利さである。

それによって人と人とのコミュニケーションが無くなるのは寂しいことかもしれないけれど、より有効に時間を使えるチャンスを得ているのも事実なのだ。

人海戦術の営業スタイルとは全く異なる営業スタイルというものが現れつつあるように思う。

読みたい本を探しに書店に出かけたくとも最近は忙しさのあまり出かけられないのだけれど、アマゾンで事足りる便利な時代になった。

暫くの間、この傾向は勢いを増すことはあっても衰えることはないように思える。

なんとなく時代はこんな方向に走っているようだ。

だからネットが社会の情報インフラとなった昨今、このパワーの駆使が重要なポイントになってくるだろう。

皆が使っているパソコンにしてもネットにしても、タイムマシンがあるとして、20 〜 30 年前の世界へと時代を遡ることができるのならば、それらは現在販売されている価格よりもいくつかの桁が付くくらいに価値あるものだろう。

意外にも PC に秘められたパワーがまだ眠ったまま使われていない現実がそこに見出せると思う。

20 〜 30 年前の世界では、そんなコンピューターが数千万円、数億円で売買され、実際にそれだけの価値ある仕事をしてきたから、今日のコンピューターも存在するわけである。

今ではただ同然に思えるような PC も、使いようによっては数億円、数十億円 … というように無限の価値を生み出す潜在能力を秘めているのである。

どうすればその潜在能力を引き出せるかが問題であるが、先ず、そんな可能性があるという事実を信じることから全ては始まると思う。

ほとんどの人は単なる 10 万円程度の PC という認識しか持っていないのではないだろうか。しかしそれが 1 億円するとすれば、それを駆使して無制限に注文が入ってくるようなシステムの構築に精を出すにちがいない。

ビジネスチャンスとはそういった発想から生まれると思っている。

  

2006 年 02 月 20 日 : 海外ストラテジー

現在、もっとも関心があるのは自社製品のインターネットを介した海外への輸出である。

ワールドワイドなマーケットを対象として、マーケティングから出荷まで全て全自動なシステムを構築しようとしている。

携帯電話のソフトビジネスのマーケットポテンシャルは日本を 1 とすれば海外は 15 〜 20 であり、いまもなお拡大中である。

しかもこの分野は日本が世界で最も進んでいると言えるだろう。

今年からは地上デジタル放送が観れたり、財布代わりにもなる携帯電話が爆発的に国内マーケットでひろがる気配が感じられる。

数年後の世界においてはごく普通の風景が、日本では早くも人々の生活シーンに溶け込んでくるという、我々のビジネスにとっても貴重な一年であり将来の発展への発端かもしれない。

少人数で始めるビジネスがベンチャーであるだけに、スケールの大きさを狙うには、小さなものでも果てしなくひろがる世界へ展開することだと考えて、いまのベンチャーを創業した。

商売の基本は、お客様に価格を遥かに上回る価値を提供した上で自らも損をしないということではないかと思っている。

それだけに、国内マーケットでは採算をとって海外マーケットを展望するというのが確実に成功するための秘訣だと思ってきた。

海外向けの製品を完成させて半年以上経過する。日本法人のある海外企業への販売はいくつかあったが、今月、ようやく純粋に海外のお客様へインターネット経由で販売できる見通しである。

日本が圧倒的に進んでいる携帯電話業界の事情から、同種のソフトを販売している会社は世界広しといえどもほとんど存在しない。

ソフトビジネスで最も重要なのは導入実績であり、それがあるというのは距離的なデメリットを補え、トライアルバージョンを試してみると海外のお客様も一瞬のうちに分かる。

いまは受注から出荷までに手作業が介在する状況ではあるが、今年から来年にかけて全てオートマティックにする予定である。商品を販売して流通させるシステムは無人ということだ。

いまのビジネスモデルは、ソフトのライセンシングによるものの構成が 100 %である。それ故に、ビジネスの運営に関わる経費の 80 %以上を未来に収益を生む研究開発事業に投資できる。

全体的な規模は小さくとも事業のほとんどは研究開発なのだ。

国内のマーケットも拡大中だが、海外への販売が増えるにつれて研究開発投資の規模も膨らんでゆくと思う。

肝心なポイントは如何にしてヒット率を高めるかだと思う。

経営資源が限られるときは、心をこめた創意工夫をしたり、踏み込んだ洞察力によって売れる商品が生まれる確率が高いと思う。

しかし、金銭的な余裕が生まれても、そんな努力を継続させることができるかどうかが、弛まなくヒット商品を世に送り出し続ける分かれ目となるのではないだろうか。

  

2005 年 12 月 07 日 : コピーライティング

サイトリニューアルも大詰めを迎え、いつになく多忙な日々が続く。

「行百里者半九十(百里を行く者は九十を半ばとす)」(『戦国策』秦三巻)という。もう少しで完成するにしても油断せず、全力を尽くす習慣が偉大な成果に繋がるのだと信じる。

半年間というもの、Web マーケティングチームと日々有益なミーティングを交わしながら、完成度の高いサイトに仕上がりつつある実感を得ている。見た目の色やデザインも重要だけれど、相変わらずメッセージで言いたいことを伝えるのは難しいと痛感している。

例えば、「山」、「川」、「海」は単なる"文字"としての「ヤマ」、「カワ」、「ウミ」じゃないのだ。言葉を読んだり、聴いたりした時、脳裏に描かれた、個々人にとっての「山」、「川」、「海」の情景、或いは心の中を駆け巡る自然の音色なのである。

そんなことを意識しつつ、一言一言に思いを込めて、サイトにメッセージを刻んでいるのだ。僕が思いも寄らぬ情景を読者が思い浮かべることで、何らかの新しい創造的な出来事に発展するのならば…と想像するだけでわくわくしたりもする。

活字離れが叫ばれて久しいが、大切な事実がひとつ隠されているように思う。

ひとつひとつの言葉は、人々の頭の中で消化された瞬間、マルチメディアとしての音と映像に変換される。それは、コピーライティングをする上で極めて重要な原理原則である。

  
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